【感想・ネタバレ】ストライク・ザ・ブラッド22巻「完結。世界の謎が明らかに!」

ストライク・ザ・ブラッド22巻

この記事では、ストライク・ザ・ブラッド22巻暁の凱旋の感想・ネタバレ記事を書いていきます。

ストライク・ザ・ブラッド22巻暁の凱旋は、「ストライク・ザ・ブラッド」の最終巻であり、この巻で完結になりました。

作者の三雲岳斗先生いわく22巻本作で「本編が」完結になり、今後もアニメのBlu-ray・DVDについてくる短編などは書くとのことです。

22巻のラストは、まだまだ続きがありそうな終わり方で、「一件落着したが、俺たちの戦いはまだ続くぜ」みたいな終わり方でした。

しかし22巻の本編後のページに、三雲岳斗先生の次回作の予告ページがあるので、やはり本編は終わりになるのだと思います。

ストライク・ザ・ブラッド22巻「暁の凱旋」の感想・ネタバレ

本編とは関係はないですが、早期予約をした際に、小説に全巻収納ボックスが付いてくるセットで予約したので、その「ストライク・ザ・ブラッド全巻収納ボックス」もついてきました。

主要キャラのイラストはほぼ全て描かれています。

ストライク・ザ・ブラッドらしい青空を背景にヒロインたちが勢ぞろいしているので、このイラストから「絃神島」を覗いているようでした。

ヒロインが終結しているイラストを見ると、「ストライク・ザ・ブラッドもホントに完結するんだな~」と少ししみじみしました。

ここから本編の感想を書いていきます。

1部でノドに向かったあの金髪貴族吸血鬼も登場するかも・・・?

 

ここにきて新キャラ「ラードリー・レン」

最終巻にして、新キャラであるラードリー・レンが登場しました。

世界を席巻する企業であるMARの総帥であるシャフリヤル・レンの妹がラードリー・レンです。

シャフリヤルが、「天部」と呼ばれる古代人であるので、もちろんラードリーも「天部」であり、どうやら7千年も生きているようですが、見た目は17歳程度の女性です。

ラードリーはダジャレを言うキャラクターであり、個人的な脳内CVはアニメ「インフィニットデンドログラム」マリー・アドラー役だった時の日笠陽子さんです(日笠さんはもうストブラに出てるのでそうなる可能性は低そうです)。

ラードリーは、「アルニカ・クラッド」というMARの要塞のような本拠地におり、国際的な非難を浴びたMAR(詳しくは前巻までを確認)は、聖域条約機構と交戦状態でした。

そこにMARの援軍として「死都」と呼ばれる天部の軍事要塞が異界から出現しました。

その「死都」からは、人工吸血鬼である少女が召喚され、少女は膨大な魔力量をもつ眷獣を召喚し、聖域条約機構の戦闘機を駆逐していきました。

それこそが、かつて天部が製作した兵器「眷獣弾頭」でした。

ラードリーと対面する古城

前回、吸血王から眷獣を引き継いだ古城は、自宅で目を覚ましました。

どうやら古城に会いたい人がいるらしく、古城と雪菜は、浅葱がいる人工島管理公社に向かいます。

交渉を持ち掛けられる

古城たちを待っていたのは、ラードリー・レンでした。

ラードリー・レンは古城たちに、天部の眷獣弾頭が聖域条約機構の軍隊を圧倒的な力で駆逐した映像を見せつけました。

眷獣弾頭に乗せられている、人工吸血鬼の少女たちは、天部が人道に反して造られたものであり、どうやらその眷獣弾頭は6452体もいるそうです。

その圧倒的な軍事力を誇示しつつ、脅しに近い形で、ラードリーは古城に「絃神島」の統治権をMARに売るように要求されます。

ラードリーは考える時間は必要だろうと言い残し、その場を去ります。

アラダール&ザナ VS ラードリー

人工島管理公社から出たラードリーを待ち受けていたのは、第一真祖の配下のアラダールと第一真祖の妻のザナでした。

アラダールとザナの2人はラードリーと交戦しますが、ラードリーの眷獣弾頭の製造技術を応用した呪術で二人を、石化ならぬ宝石化して完全に無力化します。

天部の末裔

どうやら聖域条約機構の軍隊を退けた要塞「死都」の艦長は、天部の末裔であるクル・ズー公とアルダ・バ侯という老人だそうです。

天部は17の氏族がいるのに、今回の戦いに参加したのはクル・ズーとアルダ・バの2氏だけだったそうです。

アルダ・バとクル・ズーは、絃神島に他の真祖や聖域条約機構の軍隊が入ってこれないように、南太平洋と北太平洋の上空にそれぞれの死都を配置させました。

シャフリヤル・レンとの決着

ノドに飛ばされる唯里・志緒・霧葉

古城がザナから受け取った金属で造られた指輪の材質を調べるために、唯里、志緒、霧葉、紗矢華は絃神港のコンテナ基地にいました。

そこに突然、ノドにいたはずのグレンだが現れ、ノドの浸食によって、唯里・志緒・霧葉をノドに連れていってしまい、紗矢華だけが取り残されてしまいました。

アヴローラとモグワイ

唯里、志緒、霧葉の三人は、ノドに来てしまいました。

そこで待っていたのは、モグワイの人形を抱えたアヴローラでした。

彼女らはノドにある鋼色の小さな塔の中から出てきており、どうやらその塔にの中には、眷獣弾頭を封印するためのシステムがあるようです。

しかし、アヴローラたちのところには、MARのヘリコプターが向かっていました。

アヴローラは眷獣を使ったことがないので、眷獣を使役することができず戦えないだけでなく、そもそもノドでは魔力が使えないので、戦いに苦戦します。

そこに追い打ちをかけるようにやってきたのは、吸血王の仲間だった炎龍クレードだった。

凪沙は浅葱に、キーストーンゲートの地下にある咎神の棺桶(カインズ・コフィン)に言われており、そこに入るとカインズ・コフィンはノドとの門に接続し、凪沙はノドに飛ばされてしまいます。

ノドにたどり着いた凪沙は、アヴローラの元にたどり着き、凪沙がかつて宿していた眷獣であるアルレシャ・グラキエスを召喚し、クレードの右腕を破壊し、撤退させることに成功しました。

ノド(異境)の正体

そして凪沙はその眷獣の力を使って、ノドに浮かぶ霧を晴らすと、ノドの天空に広がっていたのは、シャフトや金属でできた巨大な構造物でした。

ノドは宇宙空間に造られた人工的に造られた空間、すなわちスペースコロニーだったのです。

「天部」はよその天体からの来訪者でよその系外惑星に移動するための中継点(回廊)だったのです。

12個の指輪

一方で、古城の12個の指輪は上の4人以外にも、ラフォリア、結瞳(将来のための予約)、カス子、夏音(アルディギアの神具を使ったことによる霊力による天使化を防ぐため)、優麻となりました。

那月や師家様と合流した古城や雪菜は、その場にいた紗矢華が何かを隠しているのではないかと察します。

獅子王機関の任務のため雪菜と別れた古城は、結瞳のサキュバスの力で紗矢華が隠していることは何かを、聞き出そうとします。

すると、三聖と攻魔局は絃神島の「要石」を破壊して、絃神島を破壊し、ノドへの門を強制的に封鎖するつもりだということを聞き出します。

絃神島の破壊を阻止

古城とカス子、優麻は、絃神島の要石を破壊しようとしている、雪菜や三聖、那月たちを止めるべく、キーストーンゲートに向かいます。

カス子は雪菜とのこの前の決着をつける戦いを行い、優麻は母親を閉じ込めている那月と戦います。

古城は黒猫を遠隔で使役している三聖の縁堂縁と戦いますが、機転を利かせて使役している黒猫を無力化します。

そして紗矢華も、三聖の一人である閑古詠と戦います。

要石を破壊しようとする雪菜でしたが、聖殲を使う浅葱が登場したことにより、戦いは決着します。

ラードリーとの再会

その後、落ち着いた古城、雪菜、浅葱、矢瀬、カス子は、「絃神島を売るかどうか」の答えをラードリーに聞かせるために、死都に向かいます。

ラードリーは、絃神島を売るかどうか迫ってきますが、古城はその前に天部の眷獣弾頭の「力」を見せてくれと言います。

そしてラードリーは、眷獣弾頭を東京都心に打ち込もうとしますが、なんと眷獣弾頭は起動しませんでした。

「血の記憶」と少女たち

どうやら、浅葱は眷獣弾頭に乗せられていた少女たちを眷獣の宿主にしたのです。

眷獣弾頭に乗せられている強力な眷獣たちを従えるほどの「血の記憶」を少女たちは、持っていないので、そんなことは不可能だとラードリーは言います。

しかし、浅葱はネットワークで繋がっている全世界の人の記憶から少女の数だけの人格を作り出し、「ウソの記憶」を与えて、仮想世界にある「幻の学校」でその記憶を追体験させていたのです。

ラードリーは、古城たちが今いる「死都」ごとノドに逃ようとし、古城たちはアヴローラを助けるためにも、ノドに向かいます(というより古城がいる「死都」ごとノドに転送される)。

シャフリヤル・レンとの決着

ノドにやってきた古城は再びグレンダと再会し、グレンダは指輪を欲しがり、古城はグレンダに指輪を渡します。

そして古城は、モグワイこそが、カインであると言い当てます。

正確にはモグワイは生前のカインのデータから構築した仮想人格だったのです。

カインは自分が死ぬことで、眷獣弾頭をノドに封印したという事でした。

そして古城たちのもとには炎龍クレードと、シャフリヤル・レンがやってきて、古城は決着をつける。

 

完結にあたってストライク・ザ・ブラッドの総評

ストライク・ザ・ブラッドの魅力を述べていきます。

ストブラが面白くて最高なポイント
  • めちゃくちゃかっこいい中二設定
  • 個性豊かで可愛いヒロイン(キャラの性格がバラバラで、他のラノベ作品に登場するキャラと比較しても、ストブラのキャラは個性が確立している)
  • キャラクターの掛け合いが上手い(キャラが多いのに、どのキャラも放置状態、忘れらるということがなく、上手いタイミングで再登場する)
  • 読んでいてストレスがない(「ウザい敵」や「鬱展開」とは無縁の作品なので、ストレスなく読むことができるため、「異世界転生モノ」が好きな方にお勧め)
  • 主人公は基本最強だが、バトルが冷めることはなく、熱いバトルは必見
  • 「そういうことだったのか~~!」という予想を裏切る「設定」が分かった時の感動
ストブラの少し残念だったポイント
  • ラスボス戦があっけなかった
  • お色気シーンがくどかった(お色気シーンが多すぎ)
  • 最終巻だけ展開が雑だった
  • 敵は毎回、立場が悪くなると小物になるキャラばかりで、もっと悪役にも過去のストーリーを持たせてあげるなどして掘り下げて欲しかった
  • 主人公は高校生なので、学園モノならではのイベントを本編で描いてほしかった(そこらへんはアニメの短編小説になっていた・・・のかな?)

総評としては、バトルや設定、ヒロインたちは非常に魅力的で、ストレスのないストーリーも良い所ですが、2部になってからの展開には盛り上がりに欠けるところがありました。

先述のように、古城の戦いはまだ続くような終わり方だったので、短編小説でも外伝でもまた古城と雪菜たちの物語が見れたらなと思います。

「ストライク・ザ・ブラッド」というタイトルから「ザ・ブラッド(吸血王)」がラスボスかと思いましたが、ラスボスは後半にポッと出てきたシャフリヤル・レンというのも少し物足りなかったです。