今回の記事ではアサシンクリードシリーズの時系列を見ていきたいと思います。
アサシンクリードは2008年に発売された一作目から、2018年のアサシンクリードオデッセイまで数多くの作品が発売されましたが、今回ではその中でもシリーズの中で重要な話を一部見ていきたいと思います。
- アサシンクリードシリーズのゲーム内の時系列が分かる
- アサシンクリードシリーズの発売年順が分かる
- アサシンクリードシリーズ世界の大まかな出来事が分かる
- アサシンクリードシリーズの世界観が分かる
この記事を読み終わった時には、あなたはアサシンクリードシリーズのどの作品からでも遊び始めることができます。
アサシンクリードシリーズの入門ノートとして、この記事を活用していただければと思います。
アサシンクリードシリーズの世界観
この記事を読む上で知っておいて欲しいこととしては、アサシンクリードシリーズには「アサシン(主人公サイド)」VS「テンプル騎士団(敵サイド)」という構図があることです。
作品によっては、アサシンやテンプル騎士団という名ではない組織が出てくることもありますが、ほとんどの作品の主人公はアサシンとして戦います。
アサシンクリードでは「アニムス」という装置を使って、現代のキャラクターが過去の主人公の遺伝子を読みとって、過去の時代を追体験するというゲームです。
アサシンクリードのゲームはどの作品も「過去編」と「現代編」の2つのパートに分かれています。
「現代編はいらねーよ」と思う方もいるかも知れませんが、どのゲームにおいても「現代編」のパートは短いです。
私の体感では近年に発売されている作品ほど、現代編のパートが短くなっているように思います。
このようにストーリーのほとんどは過去の時代に沿ったものになっているため、作品間のつながりはないと言っても大丈夫です。
アサシンクリードシリーズは作品ごとに舞台、時代、主人公、が全く異なるので、もしアサクリ初心者が今から遊ぶにしてもどのゲーム(作品)から遊んでも「全然」問題ありません。
しかしアサシンクリードシリーズの現代編はストーリーが繋がっているので、過去作品を知っているほうが、「ニヤリ」とできるシーンはあったりしますが、ゲームプレイの本筋は各作品ごとに完全に独立したストーリーになっています。
まずは簡単にゲームのおおまかな時系列から見ていきたいと思います。
アサシンクリードシリーズの時系列まとめ
アサシンクリードシリーズのゲームは、各ゲームごとに現代パートとアニムスの中に入って過去の先祖の記憶に触れるゲームパートの二つに分かれている。
そのためゲームパートの方での時系列をまとめると、次のようになる。
- アサシンクリードオデッセイ(紀元前・古代ギリシャ)
- アサシンクリードオリジンズ(紀元前・古代エジプト)
- アサシンクリードヴァルハラ(9世紀、ヴァイキング・イングランド)
- アサシンクリード(12世紀、十字軍遠征・シリア)
- アサシンクリード2(15世紀、ルネサンス・イタリア)
- アサシンクリードブラザーフッド(15世紀、ルネサンス・イタリア)
- アサシンクリードリベレーションズ(16世紀・コンスタンティノープル)
- アサシンクリード4ブラックフラッグ(18世紀前半・カリブ海)
- アサシンクリードローグ(18世紀後半・ニューヨーク、北大西洋)
- アサシンクリード3(18世紀後半・アメリカ)
- アサシンクリードユニティ(1789年・フランス、パリ)
- アサシンクリードシンジケート(1868年・イギリス、ロンドン)
このように、アサシンクリードシリーズの舞台は、時代は違えど基本的に「我々が住んでいる世界」と同じ現実世界です。
すなわちアサシンクリードの世界観は、ハイファンタジーではなくてローファンタジーと言うことができて、SF要素やファンタジー要素も混ざった独特なゲームシリーズになっています。
一方、アサシンクリードシリーズのメイン作品のゲームの発売日順に並べると以下の通りになります(カッコ内は発売年です)。
- アサシンクリード(2007)
- アサシンクリード2(2009)
- アサシンクリードブラザーフッド(2010)
- アサシンクリードリベレーション(2011)
- アサシンクリード3(2012)
- アサシンクリード4ブラックフラッグ(2013)
- アサシンクリードローグ(2014)
- アサシンクリードユニティ(2014)
- アサシンクリードシンジケート(2015)
- アサシンクリードオリジンズ(2017)
- アサシンクリードオデッセイ(2018)
- アサシンクリードヴァルハラ(2020予定)
アサシンクリード時系列
かつて来たりし者(イス人)たちの時代
イスたちが生きていた時代はアサシンクリードオデッセイの時代よりもさらに昔である。アサシンクリードオデッセイのダウンロードコンテンツにてかつて来たりし者(イス)についてのベールが脱がされた。

イスたちが生きていた時代は「周期」という暦で時代を数えていたようだ。イス人と人間が共存するアトランティスの統治者であるポセイドンは、アトランティスを何回もやり直しそのたびに新しい周期となっていたのだ。
周期40.238から周期44.160の間にはイスの研究者たちは太陽について観察していた。このような観察の末、太陽フレアが起こりイス人は絶滅すると考えられるようになった。

その後、三つの姉妹世界エリュシオン、冥府、アトランティスの首脳会議が行われ、太陽フレアについての情報共有が行われたが、その姉妹世界の首脳であるペルセポネ、ハデス、ポセイドンは誰もその太陽フレアについて真剣に向き合おうとしなかった。

そのためイスの科学者であるジュノー、ミネルヴァやジュピターたちはその太陽フレアを防ぐための研究を進めていた。そしてその研究成果とイスの知識を「宝物庫」として世界各地に設置した。
イスの知識はヘルメストリスメギストスの杖の所有者であるカサンドラやレイラが引き継いでいる。

一方、イスたちは太陽フレアという問題以外にも、人間の反乱という問題も抱えていた。ジュノーとその夫のアイータは、キュプロークスなどの怪物やカサンドラのクローン、ヘカトンケイルをイスの装置によって創造し人間に対する軍隊・兵器を作っていた。

ジュノーはアイータで人体実験を行ったが失敗してしまう。そこでジュノーは夫のアイータとまた会えるように人間のDNAがある確率でアイータのものになると「賢者」となりアイータが出現するようにした。
そして最終的には人間とイスの混合種であるアダムとイブが、イスに反乱を起こし人間とイスの全面戦争が起こったがその中で太陽フレア(業火)が起こりイス人は滅亡してしまった。そして人類は一万人にまで人数が減ってしまった。
ジュノーは世界を征服するために暗躍していたが、結果的にはジュピターとミネルヴァによって大神殿に封印されてしまう。

アサシンクリードオデッセイのダウンロードコンテンツの「アトランティスの運命」にてかつて来たりし者のことが明らかになったことがあります。イスについて、詳しくはこちらの記事で書いてあります。
紀元前465年:アサシンクリードオデッセイ本編より前

アサシンクリードオデッセイの本編以前にダリウスがクセルクセス1世を暗殺するときに初めてアサシンブレードを使った。
紀元前430年:「アサシンクリードオデッセイ」

- 戦闘がスピーディで、海戦が復活
- 主人公の操作性が良い(レスポンス◎、慣性なし)
- ストーリーは主人公の選択によって変化主人公の性別が選択できる
- グラフィック(人間も景色も)がシリーズの中で最も美しい
- やり込み要素が豊富でDLCもいれると完全クリアまでに200時間は遊べる
アテナイを中心とするデロス同盟とスパルタを中心とするペロポネソス同盟との間にペロポネソス戦争が起こる。主人公(アレクシオス・カサンドラ)は戦争の裏で暗躍するコスモスの門徒を壊滅させる。
しかしそれは門徒のリーダーであるアスパシアが糸を操っていたことで、アスパシアは堕落したコスモスの門徒を一旦壊滅させて、新しい組織を作ろうとした。
主人公は「古き結社」と戦うことになり、ダリウスの子供と結婚するが、パートナーは殺されてしまう。そこで子供の安全を守るために主人公はダリウスに自分の子供を託しエジプトに渡る。

そしてその子孫がアサシンクリードオリジンズの主人公バエクの妻であるアヤとなる。

一方、主人公は血縁上の父親であるピタゴラスからヘルメストリスメギストスの杖を引継ぎ、イス人のアレシアが創造した仮想現実でアトランティスの崩壊までを経験し、正式な杖の継承者となった。
紀元前44年:「アサシンクリードオリジンズ」

戦闘システムが一新され、溜め攻撃と必殺技が追加され、弓を使って戦うこともできるようになりました。
また本作はマップが過去作に比べてかなり広大になりました。
エジプト、シワのメジャイであるバエクとアヤの子供であるケムが「古き結社」に所属する5人の男によって殺される。
バエクとアヤは、復讐のために「古き結社」の人間を一人残らず殺すと決意する。

「古き結社」との戦いの中でバエクは誤ってアサシンブレードで自分の薬指を切り落としてしまう。
バエクとアヤはクレオパトラとカエサルがエジプトを支配するように利用されるが、バエクはケムの仇である「古き結社」のフラウィウスを殺す。

シワのバエクとアヤは、将来アサシン教団になる「隠れし者」を結成する。アヤは息子ケムの仇であるセプティミウスと結社の頂点であるユリウスカエサルを暗殺する。
そしてアヤはをアミュネットと名乗るようになる。
紀元前30年:アサシンクリードオリジンズの本編後
アミュネットがクレオパトラを暗殺する。
1190年:「アサシンクリード」

アサシンの長である山の翁アルムアリムは、アルタイルがアサシンの信条を破ったので降格にする。アルタイルはマスターアサシンへの昇格のために、アルムアリムに指定された9人のテンプル騎士団を暗殺する。

しかし最終的には導師アルムアリム自体が裏切ったことを知り、エデンの果実を手に入れたアルムアリムと戦うことになる。
その後エデンの果実を手に入れたアルタイルは世界各地にあるエデンの果実のありかを知ることになる。
1499年:「アサシンクリード2」

アサシン、エッツィオ・アウディトーレがかつて来たりし者ミネルヴァと接触し、エッツィオの記憶を通して現代のデズモンドに語り掛ける。
1715年:「アサシンクリード4ブラックフラッグ」

アサシンクリード4で初めてアイータについての言及がされる。先述の通りアイータは小さな確率で人間「賢者」として生まれる。

エドワード・ケンウェイは18世紀に生まれた賢者であるバーソロミュー・ロバーツに接触して「観測所」を見つける。
1776年12月:「アサシンクリードローグ」
テンプル騎士団に寝返った元アサシンのシェイ・コ―マックが、アルノの実の父親であるシャルル・ドリアンを暗殺する。


1789年:「アサシンクリードユニティ」

フランス革命が勃発する。アルノの恋人であるエリスの父親でありアルノの義父のアルノ・ドリアンが殺されアルノはアサシンになる。
アサシンとなったアルノだが恋人のエリスはアサシンの宿敵であるテンプル騎士団であったことを知る。
この時期のテンプル騎士団は力が弱く、アサシンとの停戦を求めていたがアサシンのピエールが阻止しようとする。そしてピエールはアルノが暗殺する。

最終的に、義父の仇であるフランソワ・トマ・ジェルマンを暗殺するも恋人のエリスはジェルマンとの戦いで絶命してしまう。
1968年:「アサシンクリードシンジケート」
主人公は英国紳士?なので、「杖」や「ククリ」という大型ナイフを使ったスピーディな戦闘ができます。
アサシンのジェイコブ・フライとエヴィー・フライがテンプル騎士団ロンドン支部長のクロフォードスターリックの圧政から解放する。
そのときフライ姉弟はエデンの布をバッキンガム宮殿の地下で見つけるが、そのまま封印しておく。


エデンの布はコーンススというイスが開発しました。エデンの布の試作品はアサシンクリードオデッセイでも登場します。
イスと人間が共存するアトランティスでアザエスというイスがエデンの布を使って病人を癒した。

アサシンクリードシリーズ時系列:現代編
1937年
テンプル騎士団はアブスターゴ社を設立する。
1978年
アブスターゴ社がアニムスを開発する。
2000年
ダニエル・クロスがアサシン教団の本拠地にいる導師をアサシンブレードで殺す。
2012年
デズモンドは太陽フレアを阻止するための装置を起動させたため絶命する。
デズモンドの遺体はアブスターゴ社に回収される。これによってイスであるジュノーの精神がインターネット上に解放された。

2013年
ジュノーの夫であるアイータの生まれ変わりである賢者のジョンがアブスターゴ社に勤めるプレイヤーの体をジュノーの新しい体にしようとするが失敗する。ジョンもアイータと同じくオッドアイです。

2015年
アブスターゴ社がロンドンのバッキンガム宮殿の地下にあるエデンの布を回収し、アブスターゴの研究者がエデンの布を使ってかつて来たりし者の体を復活させようとする。

2016年:映画「アサシンクリード」
ロンドンのテンプル騎士団の集会で、カラムリンチによってアブスターゴ財団のCEOのアラン・リッキンが暗殺される。(映画アサシンクリードより)

2017年
レイラ・ハサンがエジプトでデズモンドの父親であるウィリアムと出会う。
2018年
レイラ・ハサンがレオニダスの槍を見つける。アレクシオス/カサンドラからヘルメストリスメギストスの杖を継承しアレクシオス/カサンドラは絶命する。

イスのアレシアの仮想現実を体験し、イスの知識を習得するも友人のヴィクトリアを殺してしまう。

その後アブスターゴのオッツォベルグをひん死にさせ、捕虜として回収する。
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