闇のカリスマを演じた男、ジェイミー・キャンベル・バウアー
『ストレンジャー・シングス』の最恐ヴィラン・ヴェクナ役で世界に衝撃を与えたジェイミー・キャンベル・バウアーは、ファンタジーから歴史劇まで多岐にわたる名作で圧倒的な存在感を放ち続けている実力派俳優です。
ヴェクナ役での驚異的なリアリティと徹底したメソッド演技
最恐のヴィラン・ヴェクナの正体と目的
怪物へと変貌を遂げたヘンリー・クリールの過去

『ストレンジャー・シングス』で彼が演じたヴェクナは、元は最初の実験体「001」ことヘンリー・クリールです。
幼少期から人間社会を拒絶し家族を殺害したのち、ブレンナー博士の研究所に引き取られた彼は、イレブンによって「裏側の世界」へ追放されました。
時空の狭間で異次元の有機物と融合したことで、あの異形な怪物へと変貌を遂げたのです。
世界破壊を狙う恐るべき能力と野望

ヴェクナはトラウマを抱く人間の精神に侵入して犠牲者を惨殺し、その死をもって表の世界と裏側の世界を繋ぐ巨大な穴を開けます。
すべてのゲートを開放して二つの世界を融合・破壊し、自らが頂点に立つ新しい世界秩序を創り出すことが彼の目的です。
リアルを追求した7.5時間の特殊メイクと肉体表現
この恐ろしいヴィランの完成には、職人技の技術と彼の過酷な現場での耐え忍びがありました。
特殊メイクは『ゲーム・オブ・スローンズ』の「夜の王」を手掛けたバリー・ガワーがデザインを担当し、見た目の90%以上が実物のシリコンパーツで構成され、毎日7.5時間かけて全身に装着されました。
精神と声を極限まで追い込んだ役作り
エフェクトに頼らない圧巻の低音生声
ヴェクナの重厚な低音ボイスは、機械によるエフェクト加工ではなく本人の生声です。
喉を痛めずに極限の低音を発声し続けるため、専門のボイスコーチとともに訓練を重ねて劇中の不気味な声を作り上げました。
ブラックメタルと現場での孤立による没入
役に宿る深い憎悪と孤独感を高めるため、撮影前には暗闇の部屋でMayhemやDarkthroneなどのブラックメタルを爆音で聴き続けました。
さらに撮影現場では共演者と意図的に距離を置いて思考を遮断し、真の孤立状態を保つという徹底したメソッド演技を貫いたのです。
『ハリー・ポッター』『ファンタスティック・ビースト』と代表作での活躍
闇の魔法使いゲラート・グリンデルバルド役の功績
『ハリー・ポッター』で示された鮮烈な存在感

彼は若くして大型作品に抜擢され、重要な役柄を担ってきました。
特に『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』では、史上最悪の闇の魔法使い「若き日のゲラート・グリンデルバルド」を演じ、ニワトコの魔杖を奪って逃走する重要シーンで登場し強烈なインパクトを残しました。
『ファンタスティック・ビースト』での奇跡の再登場
約8年の時を経て公開された『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』でも、同役に奇跡の続投を果たしました。
ダンブルドアが「みぞの鏡」を通して回想する「血の誓い」のシーンを情感豊かに演じ、作品世界に深みを与えています。
スクリーンで放つ多彩な表現力とキャリア
名作映画で魅せた幅広い演技力

彼の活躍は闇の魔法使いにとどまりません。
映画デビュー作『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』では純粋な青年アンソニー役で美しい歌声を披露
『トワイライト』シリーズではヴァンパイア一族の冷酷なリーダーであるカイウス役を演じました。
主役から本格西部劇まで広がる活躍

映画『シャドウハンター』では主演の妖魔ハンターであるジェイス役
ケビン・コスナー監督による本格西部劇『ホライゾン:アン・アメリカン・サーガ』ではカレブ・サイクス役
を演じるなど、着実にキャリアを積み重ねています。
『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』シーズン3への新たなる挑戦
新境地となるエルフの領主ケレボルン役への期待

多彩なキャリアを歩む彼は、Amazon Prime Videoの超大作ドラマシリーズ『ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪』シーズン3へ出演することも決定しています。彼が演じるのは、ファンタジー世界において重要な意味を持つガラドリエルの夫・エルフの領主ケレボーンです。
ファンタジー界を牽引する俳優としての未来
これまで見せてきたエッジの効いたヴィランや妖艶な闇の魔法使いというイメージから一変し、気高きエルフの戦士・指導者として「中つ国」の世界にどのような新たな風を吹き込むのか、世界中のファンから大きな期待が寄せられています。



