「アンチャーテッド」映画版とゲーム版との違いを解説

「アンチャーテッド」の第一作目は2007年に発売され、ゲームはハリウッド映画の影響を大きく受けている作品です。

ゲームは映画のようなクオリティで高い評価を受けており、キャラクター、ストーリー、そしてもちろんアクションの面で評価されています。

ソニー・ピクチャーズの新作映画はトム・ホランドが主人公のネイサン・ドレイク、マーク・ウォールバーグがビクター”サリー”サリバンを演じています。

アンチャーテッド映画版とゲーム版では違いがある

映画「アンチャーテッド」とビデオゲームの「アンチャーテッド」は多くの共通点を持っています。

空中貨物機の戦いやオークション強盗のような全体のアクションは、「アンチャーテッド3」と「アンチャーテッド4」から引用されたものです。

しかし、ゲームにはなかった新しい「アンチャーテッド」要素が映画にあります。

ストーリーがゲームから全く異なるものに変更され、劇中の雰囲気も非常に異なっており、ネイサンやサリーといったキャラクターでさえ、彼らの動機や性格に大きな変化があります。

もちろん、ゲームから映画にストーリーを持ち込むにはある程度の調整が必要です。

ここでは、「アンチャーテッド」映画とビデオゲームの最大の違いを紹介します。

映画とゲーム版のストーリーのネタバレがあるのでご注意ください。

キャラクターの年齢

ネイトとクロエ(ソフィア・アリ)は、ゲームに忠実である同じ年齢のようで、ネイトと兄のサム(ルディ・パンコウ)との年齢差もゲームの年齢と同じに見えます。

一方、ゲームではネイトより約25歳年上だったサリーは映画ではそうは見えません。

トム・ホランドのネイトは、映画の中で25歳であり、マーク・ウォールバーグが50歳であることを考えると、ゲームと同じであると思えるかもしれません。

しかし、映画のサリーは40代のように思えます。

映画では、サリーは全盛期のようで、30歳以下に見える女性悪役ジョー・ブラドック(タティ・ガブリエル)とロマンチックな過去を持っていることを暗示しているシーンがあります。

このことからも映画版のサリーが50代とは考えにくいです。

サリーはネイトの父親ではない

ネイトとサリーの年齢差を変更することは、2人の関係に大きな影響を与えます。

ゲームでは、ネイトがまだ10代のときに2人が会います。

子供のころのネイトは世界で一人ぼっちで、彼自身の両親はとっくにいなくなっており、2人の関係は代理父と息子のような関係性です。

映画「アンチャーテッド」ではその関係を劇的に変えており、「宝探し」に関してはサリーはネイサンよりも経験豊富であり、関係性については彼らは最初から対等のように感じます。

マーク・ウォールバーグのサリーはネイトに知恵を与えるわけではなく、ただのパートナーであり、パートナーを恨んでいる面さえあります。

サムの過去

アンチャーテッド4でのサム
アンチャーテッド4でのサム

サム・ドレイクも映画「アンチャーテッド」で大きな変化がありました。

サムとネイトの間の年齢差、彼の頻繁に起こる失踪、彼が死んだとよく思われるこなどはゲームと同じです。

しかし、映画版ではサムとネイトは過去に一緒に宝探しに行ったことがなく、大人になってから一緒に多くの仕事をしていたゲーム版とは大きく異なります。

代わりに、映画版ではサムとサリーが一緒に働いてたことがあり、二人がマゼランの失われた宝物を求めて一緒に働いたときにサムが消えてしまったそうです。

ネイサンの過去

映画では、ネイトとサムは両親の両方が死んだ後に孤児になりますが、ゲームでは母親だけが死にます。

トム・ホランドのネイサンと「アンチャーテッド」ビデオゲームのネイサンのもう一つの大きな違いは、「宝探しの経験値」です。

映画では、ニューヨーク市でバーテンダーとして働く25歳のネイトが映し出されており、彼は財布やネックレスを盗んでいます。

対照的にゲームのネイサン・ドレイクはすでに10代前半で世界を旅する泥棒でした。

彼はコロンビアでサリーと出会い、同じ骨董品(フランシス・ドレイク卿のシク パルビス マグナと書かれた指輪)を博物館から盗もうとします。

映画の中ではその指輪はサムが初めから持っており、別れ際にネイサンに指輪を渡すだけです。

サリーの性格が大きく異なる

映画版のサリー
映画版のサリー

サリーは、少なくとも「アンチャーテッド」ゲームではいいヤツで、ネイトを裏切ることは決してありません。

マーク・ウォールバーグが演じた映画版ののサリーはいいヤツではなく、ネイトを信用しておらず、私欲のためにネイトにウソさえつきます。

アンチャーテッド映画はガンアクションが少ない

映画版「アンチャーテッド」とゲーム版の最大の違いの1つは、銃が使用されている回数です。

ゲーム版「アンチャーテッド」はシューティングゲームであり、ゲームはアクションが大半を占めています。

ゲームでは、ネイサンは道中で無数の海賊や傭兵を殺しますが、これらの殺人行為はゲームの実際のストーリーやネイトのキャラクター性には実際には反映されていません。

しかし映画ではそういうわけにもいかず、トム・ホランドとマーク・ウォールバーグのネイトとサリーが銃を撃つ機会が少なくなることは確かに理にかなっています。

エレナが映画には登場しない

エレナ
アンチャーテッド4でのエレナ

ゲーム版「アンチャーテッド」と映画版の最大の違いはエレナ・フィッシャーがいないということです。

エレナとネイトは「アンチャーテッド:エルドラドの秘宝」の始まりまで会いません。

映画版のネイトはその時よりも若いと思われ、ネイトがエレナと出会わないのはゲームの設定に合わせていると言えます。

アンチャーテッド映画はゲームより冒険がしょぼい

映画版アンチャーテッドの壮大さ

「アンチャーテッド」の特徴といえば、古代の遺跡、隠された秘密、忘れ去られた遺跡、そして大胆なストーリーです。

  • ヒマラヤの山頂に隠された古代都市
  • 座礁したナチスの潜水艦
  • 呪いや革命によって破壊された秘密の集落

これらはネイサンがゲーム版「アンチャーテッド」での冒険でワクワクさせられる場所です。

「アンチャーテッド」は未知の場所という意味であるので、その名前の通り、彼はほとんど誰も前に行ったことがないところに行きます。

対照的に、映画版の主な場所は、ニューヨーク市の真ん中にある高級オークションハウス、バルセロナの下のいくつかの秘密のカタコンベ、フィリピンの洞窟です。

これらの場所はゲームの壮大なスケールと比較すると少し「しょぼい」ように感じます。

オークション強盗と貨物機の戦いは、それぞれ「アンチャーテッド4」と「アンチャーテッド3」から引用されたもので迫力のあるシーンが見れます。

アンチャーテッド映画には超自然的なものはない

「アンチャーテッド」映画がゲームよりも冒険的でワクワクしないと感じる理由の一つに、超自然的な要素を排除しているという点が挙げられます。

ネイトはあまり殴られない

ゲームでは、ネイサンは宝物を求めてボコボコの満身創痍になります。

彼は銃弾に撃たれ、骨を折り、よく溺れます。

しかし映画版アンチャーテッドのネイトは、殴られはするものの、ゲーム版ほど満身創痍にはなっていません。

ネイトとサリーの冒険に対する動機が違う

ネイトとサリーの両方が宝探しや冒険に関して、ゲームとは異なる動機を持っています。

サリーの冒険に対する動機

映画のサリーはお金に執着しており、彼はマンハッタンの大規模なアパートを買う余裕があるほど裕福であるにもかかわらず、さらに金持ちになりたいのでマゼランの宝物を求めています。

サリーが映画の最後にネイトを救うまで、彼が唯一興味あるものはお金です。

対照的に、ゲーム版のサリーはお金を気にしておらず、お金を得る度にギャンブルと豪華な生活にお金を使い倒します。

ゲーム版サリーはスリルを楽しむことを動機としており、贅沢に生き、社会のルールで遊んでいません。

そういうわけで、彼は60代であっても危険に身を投げ出すことを喜んでいるのです。

ネイサンの冒険に対する動機

トム・ホランドの映画版ネイサンもゲーム版ネイサンとは冒険の動機が異なります。

ゲームでは、ネイトは何よりもエゴによって動機づけられており、彼が誰よりも賢く、より大胆であることを証明したいと考えています。

映画版のネイサンは兄のサムが中心であり、冒険に乗り出す理由は兄であるサムを見つけることであり、冒険を最後までやり遂げる理由はサムのの夢を達成するためとなっています。

しかし映画の終盤では、サリーのためにかも知れませんが、ちゃっかりと「黄金」を持ち帰っているというシーンが見られます。

このことから、本作の冒険を通して、ネイサンが「冒険」に興味を持ったと解釈できるかもしれません。