「ウィッチャー」の世界において、真に恐ろしいものは怪物か、あるいは人間か。
レオバンハートは、銀の剣を使わずに、ただ一振りの鋼の剣でウィッチャーを屠り、メダルをコレクションしています。
レオバンハートは魔法も変異も持たない「ただの人間」でありながら、王女シリの心に一生消えない傷跡を刻み込みました。
記事では、Netflixドラマ版シーズン4で登場したレオボンハートについて、
- 異常な戦闘能力
- シリとの関係
- 人間の底知れぬ悪意
を徹底的に解剖していきます。
ドラマシーズン4以降の原作小説のネタバレ注意です!!
レオ・ボンハート:魔法も変異も持たない「最強の人間」

ウィッチャーの世界には数多くの怪物が登場しますが、最も恐ろしいのは人間かもしれません。
シリの宿敵として知られる賞金稼ぎ、レオ・ボンハートの経歴とその異常な実力について深掘りします。
プロフィールと不気味な外見

レオ・ボンハートはニルフガード帝国領エビング出身の賞金稼ぎです。
元軍人、さらには行商人という経歴を持ちますが、その実態は「殺し」そのものに悦びを見出すサディスティックな暗殺者です。
彼の外見で最も特徴的なのは、「魚の目」と形容される冷酷で無表情な瞳です。
非常に背が高く、不気味なほど痩せ細った体躯をしており、大きな灰色の口髭を蓄えています。
「ウィッチャー殺し」の証の3つのメダル

ボンハートは、狼流派、猫流派、グリフィン流派という異なる3つの流派のウィッチャー・メダルを所持しています。
レオボンハートは、メダルの所有者を自らの手で殺害したと主張しており、魔法や変異による超人的な反射神経を持たない「ただの人間」でありながら、ウィッチャーをも圧倒する剣技の持ち主であることを証明しています。
シリとレオボンハートの因縁
「ネズミ」の壊滅

物語において彼は、ニルフガードの有力者であるステファン・スケレンからシリを捕らえる依頼を受けます。
レオボンハートはシリが身を寄せていた若き盗賊団「ネズミ」を一人で皆殺しにし、その首をはねるという惨劇を引き起こしました。

さらにシリに対しては、麻薬を飲ませて暴行を加え、従兄弟のフーフェナゲルが経営するクレアモントの闘技場で「見世物」として戦わせるなど、シリに深いトラウマを植え付けました。
ステファン・スケレンとは
ステファン・スケレンは、ニルフガード帝国の検察官であり、帝国情報部の重要メンバーです。
ステファンの役割と任務
「シリ捜索」の全権: シントラ陥落後、シリの確保に失敗したカヒルに代わり、エムヒル皇帝からシリとカヒルの両名を捕らえる任務を命じられました。
レオ・ボンハートの雇用
任務遂行のために傭兵団を結成し、伝説的な賞金稼ぎであるレオ・ボンハートを雇い入れました。
真の野望と裏切り
皇帝への忠誠心は偽りであり、実は絶対王政を打倒し、立憲君主制(さらには民主主義)への移行を目論む陰謀団の一員でした。
皇帝はシリの「確保」を命じていましたが、スケレンは自分の野望の邪魔になると判断し、シリを「殺害」しようと画策していました。
シリとの因縁
シリの顔の傷の元凶はステファンです。
逃走を図るシリに対し、投擲武器(オリオン)を投げつけ、彼女の左頬に生涯消えない深い傷を負わせた張本人です。
ヴィルゲフォルツとの共謀
ボンハートやリエンス、そして魔術師ヴィルゲフォルツらと結託し、シリを追い詰めました。
しかし、ヴィルゲフォルツの死後、スティガ城でインペラ旅団に捕らえられました。
反逆罪に問われ、皇帝の慈悲を受けることなく、ミレニアム広場にて絞首刑に処されました
名剣「ジラエル(燕)」の贈与
皮肉なことに、シリの象徴となる名剣「ジラエル(燕)」を彼女に買い与えたのはボンハート自身です。
彼はシリの剣術の才能に興奮し、彼女をさらに強い戦士に仕立て上げてから屈服させようという歪んだ執着を見せていました。
一方で、彼は肥溜めやミミズを嫌うといった奇妙な潔癖さを持ち、従兄弟の詐欺的な商売を「泥棒」として軽蔑するなど、彼独自の倫理観を持っていました。
スティガ城での最期
ボンハートの最期は、ヴィルゲフォルツの本拠地であるスティガ城で訪れます。
彼はシリを助けようとした騎士カヒルを殺害しますが、最終的には恐怖を克服し成長したシリとの一騎打ちに敗れ、その命を落としました。
彼の死によってシリは過去の呪縛から解放されましたが、彼が与えた精神的な傷跡は消えることはありませんでした。



