この記事では、「メタルギア」シリーズに登場する雷電がなぜサイボーグ化したのかについて解説していきます。
メタルギアソリッド2では、生身の人間だったにもかかわらず、メタルギアソリッド4からはサイボーグと化していました。
「雷電がなぜサイボーグになったのか」時系列に沿って解説
ゲーム本編ではサイボーグになったストーリーが直接的には描かれておらず、ゲーム内の断片的な会話の中からなぜサイボーグになったのかが分かります。
メタルギアソリッド2以降の雷電(作中時系列:2009年~)
メタルギアソリッド2のビッグシェル事件以降、雷電はオルガと約束したため、サニーを探すが何度も失敗し、少年兵時代のPTSDもあって、アルコール依存症になりローズを虐待するようになる。
雷電は酒に溺れ、ローズとケンカをするようになり、ついにはローズとの別れを決意します。
さらに雷電はローズとの間の子供が流産で死んだと思い込まされる。(のちに噓だと判明)
サニーを救出する雷電(作中時系列:2011年)
雷電は、G.W.から入手したビッグボスの遺体の居場所の情報と引き換えに、ビッグママからオルガの娘サニーがエリア51に捕らえられているという情報をもらいます。
雷電は、ビッグママ(エヴァ)と「失楽園の戦士」の協力でサニーの救出に成功する。
MGS2タンカー編の後は、ロシアン・マフィアの運営する病院で出産するが、ロシアン・マフィアは「愛国者達」の傘下にあった。
愛国者達は、オルガを利用するためにオルガの子供を人質にする。
プラント編では雷電とスネークに子供の救出を託しながらソリダス・スネークのP90で頭を撃たれ死亡した。
G.W.(ジー・ダブル)
2007年のマンハッタン沖タンカー沈没事件が鎮圧してから愛国者達が 開発を進めていた巨大戦艦「アーセナルギア」に搭載するべく作られた大規模な光ニューロAI。
愛国者達の指示の下、コンピュータの天才であるエマ・エメリッヒ・ダンジガーによって開発された。 G.W.は「デジタル時代においても愛国者達の徹底的な情報統制を実現するための大規模情報検閲システム」であり、 これがアーセナルギアの本質であった。
失楽園の戦士
サイファーの創設メンバーの一人であるEVA(エヴァ)が組織した 反愛国者達レジスタンス集団。主に2010年代に活動した。組織においてEVAは”ビッグママ”という愛称で知られ、 多くの戦争孤児出身者たちをまとめ上げて様々な諜報活動を行った。 同じく当時愛国者達に対抗するため活動していた兵士雷電とも協力関係にあった。
EVAのパートナーであるオセロットが計画した 愛国者達の終焉とビッグボスの解放を目的とした活動の中でも重要な役割を担っており、 昏睡状態のビッグボスの肉体を愛国者達の施設から救出することにも成功している。
ローズの流産とロイ・キャンベルとの結婚を聞き、雷電は落胆します。
愛国者達に捕らえられた雷電(作中時系列:2012年)
雷電はエリア51に侵入してサニーを脱出させるが、侵入作戦中にビッグボスの遺体がエリア51にもあることを発見する。
雷電はスネークとオタコンにサニーを預け、ビッグママと彼女の乗組員と共にエリア51に戻った雷電は、ビッグママがビッグボスの遺体と共に脱出できるようにと自分自身を「犠牲」にした。
その後、雷電は愛国者達に捕獲されます。
雷電は次世代ニンジャ外骨格プロジェクトの被験者として使用され、雷電の体を切り刻まれ、サイバネティックパーツで雷電の体のほとんどが置き換えられた。
雷電の脱出(作中時系列:2013年)
雷電は「失楽園の戦士」の協力でエリア51から脱走することができ、EVAはビッグボスの遺体を愛国者達から奪還することに成功する。
ドラゴ・ペトロヴィッチ・マッドナーに救われ、ナノマシンの除去手術を受けます。
2度に渡り伝説の傭兵「ビッグボス」の配下で核搭載二足歩行兵器を開発した。
当初は強要された研究であったが、ザンジバーランドではビッグボスに共鳴し自らの意志で参画していた。
メタルギアソリッド4では、マッドナーがかつてのザンジバーランド騒乱後も生き延びていたことと、 東欧に潜伏してサイバネティックスの研究を続けていたことが判明した。
雷電が軍事用人工血液(ホワイトブラッド)の透析を必要とした際、ナオミ・ハンターとサニーがマッドナーと接触し雷電の治療を依頼し、マッドナーの手によって雷電は救われます。