今回の記事ではスターウォーズ:ジェダイフォールンオーダーの良い点と悪い点をまとめた感想・評価記事を書いていきたいと思います。
この記事では物語の核心となるネタバレ(ストーリーのネタバレについては一切触れていません)については書いておりませんが、映画からのゲストキャラクターとして誰が登場するかなどの小さなネタバレは書かれています。
スターウォーズ:ジェダイフォールンオーダーの感想・評価
Contents
まず初めにスターウォーズ:ジェダイフォールンオーダーの簡単な評価と感想について話します。本作は「やりこみ要素は少ないが、ストーリー、演出、バトルがすばらしいゲーム」となっています。
本作は、スターウォーズファンもそうでない人も楽しめる盛り上がるストーリーとなっており、アンチャーテッドシリーズのような凝った演出やパズル要素もあります。本作の時代はエピソード3シスの復讐の5年後で、エピソード4ジェダイの帰還やローグワンの14年前です。
本作の最も大きなテーマは<パダワン>です。パダワンというのはジェダイ見習いの子供のことで、本作ではパダワンとその師匠であるジェダイマスターの関係というものに焦点が当てられています。
スターウォーズファンもそうでない人も楽しめる
本作はスターウォーズについて知らなくても楽しめるストーリーとなっています。なぜなら登場するキャラクターはこのゲームで初登場のキャラクターがほとんどだからです。
確かにスターウォーズの映画で出てきたキャラクターも登場しますが、出演時間は短いです。
本作の物語の核となるキャラクターたちは全てこのゲームで初登場となるキャラクターです。
かといって、スターウォーズシリーズファンへのサービスは忘れられていません。
スターウォーズの象徴的存在のダースベイダー、映画「ローグワン」に登場したソウ・ゲレラやアンドロイドK-2SOの別個体が敵として登場します。その他にはオビワンが5秒ほど声もありで登場します。
スターウォーズファンが盛り上がれるのは映画のキャラクターの登場だけではありません。
映画やアニメで登場した惑星を探索することができます。
美しい景色をフォトモードからのPS4のスクリーンショット機能で撮影することができます。「フィルター」や「照明」機能があるので、暗い所でも綺麗な写真を撮ることができます。下の写真はフォトモードで撮ったものです。(アップデートでフォトモードが追加されました)
例えばチューバッカのウーキー族の故郷であるキャッシークや、ジェダイ見習いの子供たちの試練を行う惑星イラム、ダースモールなどのザブラク族やナイトシスターたちが住む惑星ダソミアなどを探索できます。
その他には銀河共和国のヴェネター級スター・デストロイヤーの残骸も登場し、廃墟となった艦内を探索できます。(上のような写真の場所を探索することができます)
この他にもAT-ATやAT-STといったウォーカーと戦うことができます。
主人公の仲間たちの会話を聞いていると「え、あの人の話もするの?」というくらいマイナーなキャラクターの話が出てくることもあります。
盛り上がるストーリー
ストーリーはメインストーリーのみで、サイドクエストはおろかクエストというものはありません。アンチャーテッドのようにストーリーをクリアしたらほとんどやることがなく終わりになるゲームとなります。
しかしメインストーリーのできは「最高」です。
最後のチャプター(章)はとても盛り上がれますし、ムービーや地形変化の演出も凝っています。
ストーリーでは「そうだったの!」と思えるプレイヤーを裏切る予想外の展開もあるため最後まで飽きることがありません。
好感の持てる新キャラクターたち
先述のように映画スターウォーズシリーズに登場したキャラクターたちもゲスト出演しますが、本作で初登場となるキャラクターたちは好感の持てるキャラクターたちばかりです。
まず主人公のカル・ケスティスはジェダイ・ナイトにはまだ昇格していないパダワンです。
彼はパダワンのときにオーダー66が起こりマスターを失い、帝国から逃げる身となったのです。
粛清が起きてからは彼はブラッカという惑星でスターシップの解体屋として働いていたのですが、、、
そしてカルの仲間であるシアという女性は、もともとジェダイでしたがオーダー66のときに起きた出来事のせいで自らフォースとの絆を断ったそうです。
彼女の過去は本作で詳しく語られます。またジェダイオーダーを復活しようと奮闘しています。
グリーズという惑星ラテロンが故郷の種族ラテロの男性です。彼はカルたちが乗る宇宙船マンティスの船長でラテロンにあるスペース・アカデミーを主席で卒業したそうです。
シアと出会うまでは賭け事に夢中で堕落した生活を送っていました。
セカンドシスターはカルを追いかける帝国の尋問官です。彼女の過去についても本編で詳しく語られます。どうやらシアとは因縁があるようで、、
ストーリーを進めるほどそれぞれのキャラクターが深堀りされるので、カルはもちろんどのキャラクターにも好感が持てるようになります。特に宇宙船マンティスでともに冒険するシアとグリーズは仲間として好感度がどんどん上がっていきます。
スターウォーズ:ジェダイフォールンオーダーの難易度
ゲームの難易度は次の四つになっており、ゲームを始めてからでもゲームをプレイ中でも設定で変更できます。
ストーリーモード:一番簡単
ジェダイナイト:通常難易度
ジェダイマスター:高難易度
ジェダイ・グランドマスター:最も高い難易度
ボスの強さはチャプター5(ストーリーはチャプター6まで)から急激に上がります。考えなしに攻撃しても防御されるためダメージを与えずらいだけでなく、避けずらい攻撃もしてきます。
ただしボス戦はダークソウルほど難しくなく、気軽に楽しめます。難しいように感じたら難易度の設定を変えることもできます。
しかし悪い点としてはゲーム終盤に近づくほど、多数の雑魚敵に囲まれて一方的にボコられるという理不尽な戦いになります。
そのような場合、結局2体ずつザコ敵を引き寄せてチマチマ戦うという戦法になります。
スターウォーズ:ジェダイフォールンオーダーの戦闘・操作感
戦闘はライトセイバーのみを使って戦います。重火器は一切使えません。
その他にもフォースを使って敵を引き寄せたり、敵を押したり、敵の動きをゆっくりにさせたり(これが特に便利です)して戦闘を有利に進めることができます。
このようなフォースはストーリーを進めることによって習得することができます。
その他にも銃撃してくるストーム・トルーパーには、ライトセイバーによるジャスト・ガードで銃弾を弾き返して敵を倒すことが可能です。
ストーリーを進めることによって、
・壁走り
・二段ジャンプ
・ロープ引き寄せ
・水中潜り
などのスキルを習得できます。これらのスキルを習得した後に、今まで攻略したマップ(惑星)に戻ると、これまでに行くことができなかった場所へ行くことができるようになります。
スキル「壁走り」を習得するには少し時間がかかり、操作を覚えるのにも少し時間がかかりました。
そのため物語の序盤で「あそこにあるアイテムはどうやったらとれるのだろう?」「ここから見えるあそこにはどうやったらいけるのだろう?」と思うことがしばしばあります。
しかしストーリーを進めることによって「習得できるスキル」で行けるようになります。私はそれで随分時間を無駄にしました(笑)
ストーリーをクリアした後でもマップを探索することができるので焦らず攻略してくと言いと思います。トロフィーも収取物も時限ありのものはありません。
収集・やりこみ要素は少ない
このゲームでは収集・やりこみ要素は少ないです。収集できるものと言えば以下のものです。
どれもマップにあるアイテムボックスから手に入るもので、クエストの報酬とかではありません。
・カルの外套・衣装(種類は多いが、色が違うだけで服の形状はほとんど同じ)
・アンドロイドBD-1のカラー
・カルたちが乗る宇宙船マンティスのカラー
・ライトセイバーの素材(部品は自由にカスタマイズ可能)
・物語で訪れることができる各惑星の「植物」(宇宙船マンティスで育てられる)
ライトセイバーの色や部品のカスタマイズ
本作では主人公カルが持つライトセイバーを自由にカスタマイズすることが可能です。マップ上にあるアイテムボックスからライトセイバーをカスタマイズできるパーツを入手できます。
カスタマイズできる場所は限られており、カスタマイズできる場所は各マップに必ず一つはあります。
主人公カルたちが乗っている宇宙船マンティスの中でもカスタマイズすることができます。
ライトセイバーの色はストーリーを終盤まで進めると8色から選ぶことができるようになります。その8色は「青、緑、黄色、オレンジ、シアン、インディゴ、マゼンダ、パープル」です。
ライトセイバーのパーツも自由にカスタマイズすることができます。ライトセイバーのパーツはマップ上のアイテムボックスに入っています。しかし二つ目のエミッターはストーリーを進めないと手に入れることはできません。
マップの構造
マップの構造はダークソウルやSEKIROに似ており、見えるところ全てに行くことができるわけではありません。しかしダークソウルと違ってマップ(下の写真)があります。落下するとダメージを受けて直前の場所に戻されます。(落下しても死にはせず、ロードは入りません)
しかし一つ一つのマップは複雑になっています。それぞれのマップはショートカットを開通させることができるので、マップの奥に行くのが面倒になると言うことはありません。
マップを進んでいくためには「パズル」を解く必要があります。自分が使うことができるフォースや動き、そしてマップの構造物の作りを見て、解く必要があるのですがこれが難しいですが面白くて、達成感があります。
訪れることができるマップは五つの惑星で、キャッシーク(森)、イラム(雪)、ダソミア(冥界みたいな山岳)、ボガーノ、ゼフォです。これらの惑星はカルたちが乗っている宇宙船マンティスから移動することができます。
惑星から惑星を移動するときは、原作通りハイパースペースを通って移動します。
この他にもストーリーで訪れるマップでクリア後はいけなくなるところもありますが、そのマップには収集アイテムはないので収集にこだわりがある人でも問題ありません。
スターウォーズ:ジェダイフォールンオーダーの続編は?
今のところ続編の話は出ていませんが、本作のストーリーが終わった後でもカルたちの銀河をめぐる冒険は終わっておらず、カルたちの冒険は続いています。
また続編があるならこの先カルたちの仲間としてメリンが活躍しそうです。
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