【日本語版】プレイグテイルイノセンスの感想・評価「中世フランスを生き抜く」

プレイグテイルイノセンスの感想・評価まとめ

総合評価(3/5)

Contents

ゲームのボリューム

本作にプレイ時間を見る機能はないので、正確ではありませんが、クリアまでには10~12時間ほどかかりました。難易度も高くないので気楽に遊べると思います。

しかしやり込み要素は全くないと言っても過言ではありません。

マップについて

プレイグテイル:イノセンスのマップはオープンワールドではなく一本道のマップになっており、各チャプターごとに一つのマップが用意されています。中には一度進むと引き返せないマップもあります。

ゲームの舞台とあらすじ

プレイグテイル:イノセンスの舞台は黒死病が流行したころの1349年のフランス王国です。上の写真のような中世の街並みや、古城、森などの美しい景色に目を取られます。本作にはフォトモードがあるので、美しい景色を写真に収めることができます。

アミシアとユーゴ

主人公は領主の子供のアミシアとユーゴです。操作できるのは基本的にはアミシアです。アミシアとユーゴは手を繋ぎながら一緒に行動していきます。

あるチャプターではユーゴのみ、アミシアのみで行動することがあります。チャプターごとにゲストキャラクターとしてアミシアやユーゴと共に行動するキャラクター(仲間)もいます。

宗教裁判

姉のアミシアはユーゴのことをほとんど知りませんでしたが、宗教裁判の審問官によって領地は壊滅させられて、二人は家から逃げ出すことになります。

弟のユーゴは原因不明の病気にかかっており、アミシアはその病気を治すために奔走します。アミシアとユーゴには光と炎を使ってネズミの大群から逃げることになります。

ゲームのシステム

本作はステルスとパズルが基本行動となります。ここでいうパズルというのは「マップ上でひしめき合っているネズミの群れをどうやって排除しながらアイテムを取るか(道を切り開くか)」という意味です。

兵士たちに気づかれるとほぼ確実に死にます。兵士たちに気づかれないように道を進みます。わざと音を鳴らして敵の気をそらすこともできます

後述のスリングで敵の兵士の頭に石を投げて殺すこともできます

マップ上に置かれている「松明」「ランタン」や「ライト」などをつかってネズミの群れをコントロールしたり、光弾や炎の球を使ってネズミを排除したりします。

光弾を使って少しはゴリ押しすることもできますが、貴重なアイテムを使うので、何度も使うことはできません

クラフト

クラフトというのはアイテムの作成で、これはいつでもどこでもできます。ネズミや兵士に対して有効な一手を打てるアイテムの生成ができます。

生成できるアイテムはストーリーを進めるごとに増えていきます。しかしその反面パズルが難しくなるので、どのアイテムを使えばいいのか迷うようになります。これらのアイテムでネズミを誘導させたり、ネズミを消滅させたりすることができます。

アップグレード

アップグレードは基本的には決められた場所でしかできませんが、アップグレードを進めていくとどこでもアップグレードできるようになりますアップグレードでアミシアが持つことができる素材や弾の数を増やすことができます。

またアミシアの基本攻撃はスリングによる投石です。アミシアは石やクラフトで生成した炎の球(イグニファー)などを投げることができます。

スリングを構えるアミシア

スリングを使わなくても手で投げることもできますが、スリングを使ったほうが精度は高いです。しかし投げるまでに時間がかかり、敵から見つかりやすくなります。

一方で、手で投げる場合は敵には見つかりにくいですが、命中の制度は低くなります

ゲームの難易度

本作では難易度の設定はなく、ゲームの難易度は高くありませんトライアンドエラーを繰り返して、死にながらストーリーを進めていきますが、何度か繰り返すことで成功できるようにっています

ラスボス前の最後のダンジョンは、ザコ敵が強くなっている(重装兵が多く、敵の数も増える)ため、これまでのよりも難易度が高かったです。

二コラ卿との戦い

またボス戦の難易度は高くなく、数回は死ぬかもしれませんがそこまで苦労することなく倒すことができます。ボス戦のマップには、アミシアが攻撃に使える石やその他のアイテムが落ちているので、アイテム不足で詰むはありません。

ストーリーは後半になるにつれてパズル要素の難易度も上がります

ネタバレなし:エンディング

エンディングはマルチエンディングではなく一種類のみです。完全なハッピーエンドにはなりません(全員は助からない)が、バッドエンドでもありません。

クリア後にできること

やりこみ要素は少ないです。クリア後に新たにできることはなく、チャプターごとにこれまでのストーリーをリプレイ(チャプターのリプレイはクリア前でもできる)をするぐらいです。

やりこみ要素は、

・各チャプターごとに用意されている「収集物」を集める

・アミシアの装備・錬金術をアップグレードする

ことぐらいしかありません。

収集物

収集物

この「収集物」は頑張ったら一周目で全てコンプリートすることもできると思います。クラフトで作れるアイテムを使って工夫(パズル)しないと取れないアイテムもあります。

装備の強化

アミシアの装備・錬金術を最高レベルまでアップグレードするのは一周目だけでは無理ですが、ゲームクリアにおいて装備などのアップグレードは必須ではないです。ラスボス戦の難易度は高くないので、装備のレベルを上げなくても倒せます。

プレイグテイルイノセンスの日本語訳

本作には「日本語吹き替え」はありませんが、日本語字幕はあります。ゲームの音声で選べる言語は

 ・英語

・フランス語

・ドイツ語

の3種類からです。私は初めは舞台がフランスなので音声もフランス語にしていたのですが、英語の役者の方が演技が上手かったので、途中からは英語音声で遊んでいました。

漢字の間違い

一方で、字幕の日本語訳は少し粗が見られます。「巣食う」が「救う」になっていたり、「わ」と「は」の使い分けがおかしい時などがありますが、意味が理解できないと言うことはありません。

日本語字幕の切り方がおかしい

字幕の問題点としては画面が切り替わるときの日本語字幕の切り方がおかしいです。上の画像では「悲しいから頭を下げてるみたいになっ」というように中途半端な切り方になっています。

プレイグテイルイノセンスを買うべき人とは?

先述したように本作ではアクションは「スリング」が基本になっており、主人公の成長要素がほとんどなく、剣や銃で戦わないので、アクションやRPG好きの人にとっては少しもの足りないません。

「中世フランスの雰囲気を味わいたい人」や「ストーリーを中心に楽しみたい人」にはお勧めです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。