バイオハザードRE:2は1998年に発売されたバイオハザード2のリメイク作品です(リマスターではないですよ!)。本作は2019年1月25日に発売されました。対応機種は以下の通りです。
・Xbox One
・Steam
バイオハザードRE:2の感想・評価まとめ
Contents
良い点・悪い点まとめ
・リアルなグラフィック
・マップが親切
・パズルが面白い
・やり込み要素は多い
・クレア編とレオン編がほとんど同じ(使いまわし感)
・日本版ではZverであってもグロ規制がある
・使いまわしが多くコンテンツ量自体は少なめ
バイオハザードRe:2の概要
マップ
マップは部屋や施設の区分けがはっきりされていて、理解しやすい作りになっています。マップ画面を見るだけで、その部屋に回収していないアイテムがあるかどうかや探索済みの部屋が分かる仕様になっています。
難易度
・アシステッド:標準の操作にアシストがかかる。体力が一定値まで自動で回復する。敵の強さが下がる
・スタンダード:標準的な難易度
・ハードコア:セーブ時に「インクリボン」が必要(オートセーブがない)。敵の強さが上がる。サイドパックの入手数が減る参照元:神ゲー攻略
何度も死んでしまってどうしようもない時は、途中からでも難易度を変更することも可能です。また、本作では過去作にあった格闘がなくなったので銃のみでの戦いが基本になります。
ヘッドショットとアイテム管理
さらに本作ではスピードは遅いですが、ゾンビが体をゆらゆら揺らしながら迫ってくるので、ヘッドショットを決めるのにも少しコツがいります。
そこで本作をクリアするための作戦は色々考えられます。その例が以下になります。
・銃弾を節約するためにゾンビに遭遇したらすぐに逃げる(するとマップ上の至る所にゾンビがいることに、、)
・ゾンビに捕まれても対処できるナイフ、手りゅう弾や回復薬を積極的に使っていく(もちろんアイテム数には限りがあり、ナイフには耐久値があるため何回か使うと壊れる)
・銃弾を使う時と逃げる時を瞬時に判断して、弾薬を節約する
ボリューム
本作はクレア編、レオン編の2つに分かれており、どちらから始めることもできます。これらのうち1つをクリアするのに10時間ほどかかります。二つともクリアするには20時間あればクリアできると思います。
しかし周回しているうちにギミックやパズル、アイテムや敵の配置を理解していくのでもっと早くクリアできます。最短ルートでガンガン進めるなら2、3時間でクリアすることもできます。
日本版のグロ規制について
本作は通常バージョンとZバージョン(グロテスクバージョン)の2種類になっています。名前からもわかる通り、通常バージョンの方がグロに対して規制が入ります。
とはいっても、海外版と比較すると日本版のZバージョンでもグロテスクな描写に対する規制が入っています。海外版にあるグロ要素としては以下の通りです。
・ヘッドショットすると頭部が吹き飛び、脳みそが出てくる
・ショットガンを使うとゾンビの内臓が出てくる
・ゾンビの両手、両足が部位欠損させることができる
私はグロ表現が好きではないので、この規制は全然気にならなかったですが、どうしてもグロテスク表現ありのバイオハザードRE:2を遊びたいという方は海外版を買って日本語音声で遊ぶといいと思います。PS4アカウントが日本のものである限り、日本語音声で遊べます。
パズル要素について
本作にはパズル要素があります。全てのパズルを解かなくてもストーリーは進めることができます。しかしパズルを解くことによって強力な武器を手に入れることができます。
本作ではクレア編かレオン編のどちらを先に遊ぶか選ぶことができます。先に遊んだ方と次に遊ぶ方でパズル(謎解き)の答えが変わります。
バイオハザードRE:2の恐怖演出
バイオハザード7では一人称視点であったのに対し、本作は三人称視点です。そのため確かにバイオハザード7の方が恐怖感は高いですが、リアルなマップを探索する楽しさやお馴染みのキャラクターを操作できる楽しさがあります。
REエンジンによるリアルな恐怖
本作では「バイオハザード7レジデントイービル」や「デビルメイクライ5」で使われていた「RE ENGINE」が使われています。そのためグラフィックのレベルがかなり高いです。
ハンバーガーのリアル感をはじめとする、リアルなゾンビが見られます。その他にも雨や水による主人公の髪、服、皮膚が濡れている表現が素晴らしいです。
暗闇による恐怖
本作では真っ暗でプレイヤーの視界が狭くなるステージがあり、そこではライトを使って進んでいきます。そのような場所ではどこにゾンビがいるのか分からないため、恐る恐る進むことになります。そんなときに、ゾンビを見つけた時の恐怖と言ったら・・。
しかしこれは裏を返せば、ステージが暗すぎて遊びにくいと解釈することもでき、人によってはイライラするかもしれません。
音による恐怖演出
BGMが消えて静かな中で水滴の音や、タイラントの足音が恐怖感を演出しています。そのような静けさの中で、いきなりゾンビが扉を乱暴に開ける音が響くと、「うぉッ!」ってなります(笑)。
その他にも「リッカー」という怪物がいるところでは、見つかってしまうと、静寂がリッカーの叫び声に包まれて「ヤバいッ!」と思わせる演出も素晴らしいです。
このように、バイオハザードRE:2では、いつゾンビやタイラントが現れるか分からないという恐怖感におびえながら探索をすることになります。
窓の外からゾンビが侵入!
バイオハザードRE:2には幾つかのマップがありますが、序盤のマップである警察署には窓があります。その窓を木材(入手できるアイテム)でふさいでおかないと、外からゾンビが侵入してきてしまいます。
ゾンビに捕まれる恐怖!
本作では暗いステージが多いうえに、ゾンビが多すぎると敵の数を把握しきれないときがあります。そのようなときに後ろからいきなりゾンビに捕まれると、ゾンビの顔が大きく現れて驚かされます。もちろん捕まれるとダメージを受けるので、捕まれないように注意が必要です。
ゾンビが一体だけであれば、殺すなり逃げるなりする余裕があり、問題はありませんが、複数のゾンビに囲まれてしまうと緊張感が増してきます。
こいつ生き返る・・・?
バイオハザードRe:2では倒したゾンビがその場に残るので、「こいつ、ほんとに死んだのか?」と疑いつつ行動するようになります。初めから横たわっているゾンビもおり、生きているのか死んでいるのか疑いながら近づくことになります。
タイラントの恐怖
ストーリーの途中からはタイラントという無敵のクリーチャーに追われることになります。タイラントは常にマップを移動しており、タイラントが近くにいると足音が聞こえるため恐怖感が倍増します。
基本的にタイラントに遭遇したら逃げるしかありません。何か探索中であったとしても中断してタイラントから逃げることに専念することになります。
リッカーやタイラントから逃げ続けていると、あるときにはリッカーとタイラント2体同時に相手をしなければならなくなる時が起こるかも・・?
バイオハザードRE:2のストーリーについて
レオン編とクレア編
本作ではレオンとクレアが会話するシーンが少ないのに対し、やたらと仲がいいように映ります。確かに序盤はお互いに警察署を脱出しようという共通の目的があったので、2人が出会ってしまえば、「じゃあ一緒に行動しましょう」ってなりますよね。だから2人が出会うシーンが少ないのは仕方がないのかもしれません。
さらにクレア編、レオン編を選んでも基本的なストーリー/マップは同じです。レオンがこうしている間にクレアはこうしていたというものではなく、クレア編とレオン編はそれぞれがパラレルワールドのようなものと解釈できます。
一方クレア編とレオン編で、エンディングや途中で出会うキャラクター(レオン編ならエイダ、クレア編ならシェリー)が異なります。
エイダとシェリー【サイドキャラクター】
レオン編ではストーリーの途中でエイダの操作パートがあり、クレア編ではシェリーの操作パートがあります。特にシェリーは戦う手段が一切ないので、逃げることしかできず、クレア操作の時よりも恐怖感があります。
クリア後について
・The 豆腐 survivor:木綿豆腐を操作する
・ゴーストサバイバーズ:無料DLC
無限武器の入手
この他にも本編を短時間かつセーブ回数が制限された中でクリアすることで得られる報酬があります。報酬としては無限に撃てる武器(無限ロケラン、無限ミニガンなど)がもらえます。
短時間クリアのためには、何回か周回して敵の配置や謎解き、アイテムの配置場所を頭に入れたうえで、いかに効率的に進めていくかを考えて遊ぶゲームになります。
レコード
本作にはレコードというものがあり、このレコードを達成すると、それぞれのレコードに対してコンセプトアートやフィギュアといった報酬がもらえます。レコードの例としては以下のようなものがあります。
・ニューヒーロー誕生:レオン編をクリアする
・エコノミスト:回復薬を一切使わずにクリアする
・滲み出る旨味:The 豆腐 Survivorをクリアする
・駆除完了:全てのMr.ラクーンを破壊する
参照元:ホロロ通信
時間がない人向けにゲーム内の報酬を全てアンロックする有料(500円ほど)のDLCがあります。アンロックされる報酬は以下の通りです。時短になるので買う価値はあると思います。
・The 豆腐 Survivor
・コスチューム
・ボーナス無限武器
・フィギュア
・コンセプトアート
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