【レビュー】アンチャーテッド4:海賊王と最後の秘宝の感想・評価|最強のグラフィック

アンチャーテッド海賊王と最後の秘宝は、2016年5月10日に発売されたPlayStation 4専用のゲームソフトです。本作にはオンライン対戦がありますが、PS Plusに加入しないと遊ぶことができません。この記事ではストーリー(オフライン)についてのみ解説していきます。

アンチャーテッド4海賊王と最後の秘宝の感想・評価まとめ

リョウ
今回は「アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝」のレビュー記事です

良い点・悪い点まとめ

総合評価3.5/5(やり込み要素がないので少し辛口評価)
良い点・史上最強のグラフィック
キャラクター顔表情の表現は現行ゲームよりもレベルが高い
ストーリー中にクラッシュバンディクーを遊べる
・マップが美しすぎる
ストーリーが感動的
悪い点やり込み要素が少ない(これが最大の欠点でこれしかない)
・完全なオープンワールドではない
・武器やアイテムをストーリーに持ち込めない(1周目のみ)

アンチャーテッドの過去作

アンチャーテッドの過去作品の画像
アンチャーテッド 砂漠に眠るアトランティス

アンチャーテッドシリーズのゲームを発売日順に示すと、以下の通りになります。

・アンチャーテッド エルドラドの秘宝(PS3、2007年発売)
・アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団(PS3、2009年発売)
・アンチャーテッド 砂漠に眠るアトランティス(PS3、2011年発売)
・アンチャーテッド 地図なき冒険の始まり(PS Vita、2011年発売、スピンオフ)
・アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝(PS4、2016年発売)
・アンチャーテッド 古代神の秘宝(PS4、2017年発売、スピンオフ)

エルドラドの秘宝、黄金刀と消えた船団、砂漠に眠るアトランティスの3作品はPS4で「アンチャーテッドコレクション」としてHDリマスター版が発売されています。過去作を知りたい方はそれを遊んでからでもいいと思います。

本作「アンチャーテッド海賊王と最後の秘宝」は、過去作を遊んでいなくても楽しめる内容になっています。過去作に登場したキャラクターも出てきますが、新キャラクターも出てきます。過去作とストーリーが繋がっているわけではないうえに、登場人物の人間関係もゲームを遊んでいるうちに理解できるものになっています。

この作品の次回作にあたる「アンチャーテッド 古代神の秘宝」は本作を遊んでから遊ぶ方がいいと思います。なぜなら登場人物には海賊王と最後の秘宝で登場するキャラクターがいるからです(ストーリーのつながりはありません)。

 

アンチャーテッド海賊王と最後の秘宝の概要

ボリューム

難易度「中級」でストーリーを進めるなら、15時間ほどでクリアできます。やり込み要素が少ないため、他のゲームと比較して全体のコンテンツ量は少なめです。

難易度

難易度選択の画面
・練習

・初級

・中級

・上級

・プロ

難易度はこのようになっています。難易度が高いほど、敵にダメージが通りずらくなり、敵の数が多くなり、ステルス時に敵に発見されやすかったりします敵の数が多い時はグレネードなどを使わないとやってられません。

遮蔽物に隠れるネイサン

本作では何も考えず敵に特攻したらまず死にます。そこまで簡単なゲームではありません。基本的に敵に見つかったら遮蔽物に隠れながら攻撃することになります。しかし敵の攻撃をずっと浴びていると遮蔽物が徐々に削られていき、最終的には壊れてしまうので、別の遮蔽物を探さなければなりません。

また敵からもグレネードが飛んでくるので、ずっと遮蔽物でチマチマ攻撃していればいいというわけでもありません。以上の理由からできるだけステルスでクリアを目指すのがいいと思います。(強制的に戦闘になるシーンもある)

もしゲームプレイ中に死んでしまったとしてもロードがめちゃくちゃ早いので、何度でも気軽にリトライをすることができます。

マップ

本作のストーリーはチャプター制になっているのですが、チャプターごとにマップが変わります(同じマップを使うことはありません)。マップはストーリーの都合上、一本道で進むしかないのですが、マップ自体はオープンワールドになっていて、車を降りて遺跡を探索したりすることができます。

アンチャーテッドの風景画像

マップ上にある遺跡や洞窟を探索するもしないもプレイヤーの自由ですが、車から降りて探索しようとすると、他のキャラクターが声をかけてくれるというキャラクターが生きているように感じられる場面があります。ちなみに車の操作は他のゲームと同様に普通の操作です。険しい道や悪路では車の操作が難しい所もあります。

本作はオープンワールドと一本道ゲームを合わせたものになっていますが、正直オープンワールドの良さはあまり出ていないように感じました。オープンワールドのわりにマップで探索できるものやメインストーリー以外のイベントが少なかったように思います。

俺、さっきそこにいたっけ?

チャプターごとにマップが変わるのでマップの数は多いですが、マップ一つ一つは広いです。マップをどんどん進んでいくと「あれ、あそこって俺がさっきいたところだよな」と思えるほど広いマップになっています。

アンチャーテッド4の美しい海の画像

マップによっては車以外にも、船で移動したりできる海のマップもあります。マップ数は多いのにも関わらず、一つ一つのマップの作り込みやグラフィックが恐ろしく丁寧で綺麗です。画面からはそのマップの“気温や湿気”まで伝わってきそうです。

アンチャーテッド4に登場する幻想的な山マップの中には「こんな山、現実にはないよな、、」と感じるような幻想的な景色もあります。(画像の右側にある屋上には登れます)

進むべき道が少しわかりにくい

どこに行くのが正解なんだろ・・?

先述のようにストーリーを進めるには決められた一本道を進まないといけないのですが、オープンワールドマップであるため「次はどこを探索すればいいのだろう?」と迷うことが少しあります。

確かに次に進むべき道には何かしらのオブジェクトが自然な感じで設置してあったり、ゲーム内の演出によって次へ進むべき道へプレイヤーを誘導しようとしてくれています。

それが分かりやすい所もあれば、正直分かりにくい所もあります。次に進むべき道を自分で探していくのが楽しいと感じるプレイヤーにとっては苦にはなりませんが、サクサクとストーリーを進めたいと言う方にはマイナス要因だと思います。

ミニマップや体力ゲージがない

本作にはUI、すなわちミニマップや体力ゲージの表示が一切ありません。そのため画面が非常にすっきりしており、ゲーム内の景色や演出、ストーリーに没頭することができます。戦闘時には銃弾の残数が表示されますが、戦闘時以外には出てきません。

ダメージを受けると画面が赤くなる

じゃあどうやって体力残量を把握すればいいの?となるわけですが、ダメージを受けると、画面に赤くなったり、暗くなったりするので、感覚的に体力がヤバいッということが分かるようになっています。

 

 

驚異的なグラフィックと物理エンジン

史上最強のグラフィック

本作のグラフィックは、「ウィッチャー3」「FF15」「メタルギアソリッドV」「バイオハザードRE:2」を超えています。私が知る限りでは現在数多く存在するゲームの中で最もグラフィックがキレイな(他のゲームよりもずば抜けている美しさ、リアルさ)ゲームだと思います。

具体的な「グラフィックや物理エンジンがすごい例」を挙げていきます。

・銃弾を撃ち込んだ場所にはしっかり弾痕が残る(被弾箇所が正確にえぐられている)

・皮膚から岩までの物体の質感表現

・キャラクターの表情のリアルさ(微細な顔や眼球の動きの表現)

・まるでリアルな人間が行うようなキャラクターのしぐさ、自然な動き

・泥が付着する服

・鏡にキャラクターがしっかり映っている

アンチャーテッドのグラフィックの凄さを示す画像
表情や体の動きがリアルすぎる

ストーリー中にはネイサンとエレナがクラッシュバンディクーで遊ぶシーンがあるのだが、その時のエレナの体の動かし方や表情は本当の人間ではないかと思うほどリアルな動きをします。

特にキャラクターの体や目の動きによってプレイヤーにキャラクターの感情がひしひしと伝わってきます。このようにキャラクターの微細な動きで感情を伝えるのは他のゲームにはできないことです。

 

アクションとステルス

アクションを含めた操作は、とても直感的ですぐに覚えることができるものになってます。

本作ではチャプターの前に持っていくアイテムや武器を準備するということはできせん。全て現地調達です。マップ上にアイテムや武器がたくさん落ちているので、それを拾いながら進めていきます。そのためゲーム初心者でもプレイしやすい設計になっています。

オートエイム機能

本作では、「オートエイム」機能があります。

オートエイム
オートエイムというのは、銃を構えて、銃口を敵の近くにもっていくだけで、勝手に銃口が敵の方に向いてくるという便利なものです。

そのためシューティングが苦手だけど、アンチャーテッドを遊んでみたいと言う方でも問題なく遊べることができます。

しかしオートエイム設定だとヘッドショットを狙ったり、遮蔽物に隠れている敵の体の一部を狙うことができなくなるので、デメリットもあります。とはいってもシューティング初心者でなければオートエイム機能は使う必要はないので、気にする必要はないと思います。

自然回復

本作では回復薬のようなものはありませんが、メタルギアソリッドVのように物陰でじっとしていれば徐々に体力が回復していきます

ステルス

草むらに隠れるネイサン

強制的に戦闘になるシーンもありますが、それ以外では敵に見つかるまで戦闘は始まりません。敵に見つかって戦闘になるよりもステルスで倒した方が楽です。アサシンクリードのように草むらや物体の後ろに隠れながら、敵の数を徐々に減らしてくことが可能です。

メタルギアやアサシンクリードではマーキングに少し手間がいりますが、本作では視線を向けるだけで敵をマーキングすることができます

また敵に見つかって戦闘状態になっても、再び敵から隠れてじっとしていれば体力を回復出るだけでなく、敵に見つかっていない状態に戻ることができます

ロープアクション

ロープアクション

本作には壁を登ったり、飛び移ったりする以外にも、ロープアクションがあります。マップ上の建物などにロープをひっかけてターザンのように移動をすることができます。ロープを使って上に登ったり、ロープアクションとジャンプで崖を超えたりもします

ロープは戦闘でも使うことができ、ロープを使って敵の上空に移動し、敵の頭上から攻撃をすることもできます

 

アンチャーテッド海賊王と最後の秘宝のストーリー

ストーリーではムービーからマップへとシームレスに変わるためよりゲームへ没頭できるようになっています。ストーリーは洋ゲーによくある小難しい話にはなっておらず、分かりやすく感動的なストーリーになっています。

かっこいい演出

ド派手な演出

本作では映画のようなド派手なアクションシーンがムービー以外にも、実際にプレイヤーが操作できる場面でも起こります。例えば主人公が崖を登っていると、その場所がいきなり崩れ始めたり、主人公がいる建物そのものが爆撃されて崩れたりします

このように足場が崩れたりする危機的状況をムービーでボーッと眺めているのではなく、実際にプレイヤーがコントローラーを操作しながら起こるので、他人事ではなくなり、緊張感が生まれます

日本語吹き替えがすごい!

日本語声優たちはベテランばかりで、感情表現やキャラクターの必死さが伝わってくる演技です。

本作の発売前に行われた東京ゲームショウのイベントでは、日本語声優たちが「アドリブ」でキャラクターに吹替を行うというものがありましたが、「アドリブ」とは思えないほどのクオリティでした。

謎解き

謎解き

ストーリー中では謎解きをするところがあります。謎解きを先に進めないです。謎解きに難しすぎるものはありませんが、謎解きに苦戦して時間が経つと、キャラクターがヒントを言ってくれます

キャラクターの掛け合い

ネイサンとサム
サム(左)とネイサン(右)

本作では新キャラクターとして主人公ネイサンの兄であるサムが登場します。新キャラクターであるにも関わらず、サムとネイサンの少年時代や2人の兄弟愛、サムの性格などがしっかりと描かれています。

そのうえで、サムやサリーといった個性の強いキャラクターたちとの掛け合い(キャラクター同士の会話)が面白いです。プレイヤーの行動によってキャラクターの反応が変わったりもします。

広大なマップで車を走らせていると、キャラクターたちがよく喋ってくれます。

 

やり込み要素

正直に言うとやり込み要素は少ないでし、2周目をやろう!という気にもなれません。なぜなら本作はメインストーリーやグラフィック、映画のような演出が売りのゲームであるため、やり込み要素には力を入れていないように感じます。

とはいってもストーリーの出来がいいので1周するだけで十分に楽しめます。2周目に対するモチベーションがわかない理由は以下の通りです。

・2周目で同じストーリーをもう一度見る気も起きない

・バイオハザードRE:2のように「~時間以内にクリアすると、コスチュームが解放される」というものがない

・主人公ネイサン自身の成長要素がないために、ネイサンを強化することもできない

・メタルギアのような武器のカスタマイズ要素はない

トロフィー解除

トロフィー解除をやり込み要素としてここに書くのは反則的な気もしますが、本当にこれぐらいしか「やり込み」要素はありません。

宝物とメモ集め

宝物集め

本編をクリアした後には、チャプターごとに選択してゲームプレイをすることができます。そのため、自分が取り損ねた宝物のみ取りに行けばいいのです。

しかし宝物がある場所は見つけにくい所が多く、1周目では意識的に探さないとほとんど取り逃していると思います。そのため全ての宝物をそろえるには2周目で結局ほとんどのチャプターを遊ばないといけなくなると思います。

自由に衣装を変えられる

1周目ではチャプターごとに、ネイサンが来ている衣装は固定されていましたが、2周目からは自分の好きな衣装をネイサンに着せることが可能です。例えばダイビングスーツの衣装を着たままマダガスカルを探索することも可能になります。

全てのコスチュームをアンロックするには、ゲーム内ポイント(キャラクターの会話を聞く、宝物を集める、メモを集めるなどするともらえる)を使うことになります。ゲーム内ポイントを使って解放できるものは以下の通りです。

コスチュームをアンロック

・自分が好きな武器を持たせることができる(武器ごとにアンロックが必要)

弾薬無限

・ゲームのトーン(漫画風、白黒、セピアなど)

・ゲーム内画面の左右を反転させる

・バレットスピード(銃を構えて照準を合わせるとスローモーションになる)

・スローモーション

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