【PS4】ファイナルファンタジー15の感想・評価「そこまで悪くないFFオープンワールド」

この記事ではファイナルファンタジー15の感想・評価をまとめたものを書いていきます。

FF15はファイナルファンタジーシリーズのナンバリング作品では最新のもの(リメイク作品を除く)で、累計全世界で800万本以上売上げました。

こんな人におすすめのゲーム
  • スピーディかつ爽快なアクションを楽しみたい
  • 綺麗なグラフィックのオープンワールドゲームが好き
  • ストーリーは重視しない
  • やりこみ要素があるゲームが好き
  • ゲーム音楽が好き

「でもファイナルファンタジー15ってなんか評価が悪かったイメージがあるな、、」

ファイナルファンタジー15はストーリーや一部の不合理な設定・システムが悪目立ちしています。

しかし、

  • アクションはこれまで見たことない空中戦
  • ワープ攻撃
  • 美しい自然のオープンワールドをキャンプや車で冒険

といった楽しめる要素は多い完成度が高いゲームです。

ファイナルファンタジー15(FF15)の感想・評価まとめ

ここからはファイナルファンタジー15の感想・評価をまとめたものを書いていきます。

ストーリーだけクリアする場合のプレイ時間は30時間ほどでした。

総合評価(3/5)
ファイナルファンタジー15の評価まとめ
  • スピーディなアクションは楽しめる(操作可能な仲間3人のアクションも◎)
  • 自分だけの車をカスタマイズでき、空も飛べる
  • ストーリーは微妙だが後日談小説で補完されている
  • やりこみ要素が多い
  • ゲーム音楽が好き

美しい魔法のグラフィック

魔法エフェクト
魔法エフェクト

グラフィックは綺麗なCGで、雨に濡れるとノクティスの髪の毛のツンツン具合がしなってきたりと細かいところまで作られています。

炎魔法のエフェクトや召喚獣の登場シーンは非常にリアルで画面を見ているとは思えないほど美しいです。

美しすぎる世界だが少しきたい外れも

せっかくのオープンワールドなのに、ストーリーの途中から別マップで一本道になるところやオープンワールドマップで行けないところ多いです。

柵やフェンスのようなものはジャンプで飛び越えられるところもあります。
オープンワールドとはいうものの、屋内に入ることができるところは一部です。

また、オープンワールドマップ(ルシス)は広大ですが、特に意味のない(イベントやストーリーに関係のないところ)場所が多いです。

ヴェネツィアのような水の都「オルティシエ」は必見

オルティシエ
オルティシエ

一方でストーリーの中盤から行くことができるオルティシエは、イタリアにある水の都ヴェネツィアをモチーフにした美しい街となっており、「オルティシエを見るためだけ」にこのゲームを買う価値があるといってもいいくらいです。

しかし街の中で行けないところが多いだけでなく、背景がハリボテ感があるので少し残念です。

それでも、ゴンドラで水路を練りまわったり、ルシスとは違った明るい雰囲気のある街はやはり美しく他のゲームでは絶対に体験できません。

ロイヤルエディションでは「ルシス」と「オルティシエ」が繋がる

本編ではルシスとオルティシエのマップは繋がっていませんが、後述の追加コンテンツであるロイヤルパックを購入するとルシスとオルティシエのマップが繋がります。

ロイヤルエディションでは、ノクティスは自分たちだけの「船」を入手でき、ルシスとオルティシエを隔てる海を自由に舵を取って冒険することができます。

また、船の上でしか発生しないクエストやイベントもあります。

テネブラエには行けない

テネブラエ
テネブラエ

一本道のストーリーの途中で少しだけ寄ることができますが、城の中はもちろん城の周辺に近づけず、遠くからテネブラエの城を見ることができる程度です。

発売前に公開されたプロモーションビデオではテネブラエに行けるような見せ方をしていたので残念です。

DLC「エピソードアーデン」では昼間で全盛期の「インソムニア」に行ける

エピソードアーデンでの昼間のインソムニア
エピソードアーデンでの昼間のインソムニア

またルシス王国の首都であるインソムニアには、廃墟になってからしか行けません。

 

ロイヤルパックではインソムニアのマップは拡大されましたが、そもそも廃墟のインソムニアなので、ワクワク感はありません。

FF15を買おうと思っていた人は、絶対にオープンワールドのインソムニアに行ってみたいと思っていたに違いありません。

エピソードアーデンでは活気がある頃の昼間のインソムニアに行くことができます。

エピソードアーデンとは

「エピソードアーデン」はファイナルファンタジー15本編を持っていることが条件で遊べるダウンロードコンテンツです。

ノクティス最大の敵『アーデン・ルシス・チェラム』に焦点を当てたストーリーであり、アーデンの歴史から抹消された禁断の過去、そして聖者に与えらえた残酷な運命が明らかになります。

「エピソードアーデン」では、プレイヤブルキャラクターとしてアーデンを操作することができます。

車(レガリア)でオープンワールドを探検

レガリア
レガリア

車で移動中は過去のFF作品の音楽を聴くことができます。

車は決められた舗装道路の上しか走ることはできず、道から外れた草むらや岩道を自由に走ることはできません(後述のオフロード版を除く)。

自動車は自分(主人公)が運転する以外にもイグニス(パーティメンバーの仲間)に運転させて、自分は後部座席でくつろいでおくこともできます。

ドライブ中やオープンワールドを冒険中は仲間との些細な会話を聞くことができます。

ファストトラベル

ファストトラベルは、「レガリア」に乗るときに使用することができます。

レガリアで目的地を選ぶ際に「地図から選ぶ」を選択すると、「ファストトラベル」しますか?と聞か、「はい」を押すと、ファストトラベルできます。

しかし、ギル(お金)を払う必要があります。

夜中はドライブを避けた方がいい

このゲームの設定では、夜になると「シガイ」というモンスターが出てくるので、仲間のキャラクターが夜に行動するのを控えるように言ってきます。

ゲーム側から夜は外に出ないようにさせているので、これも自由度が低いと感じさせる点です。

オフロード版レガリア

オフロードのレガリア
オフロードのレガリア

アップデートではオフロードの車にカスタマイズできるようになります。

ファイナルファンタジー15では、

  1. 通常の車(ステッカーまどでカスタマイズ可能)
  2. オフロードの車
  3. 飛行できる車

の3種類の車をそれぞれ切り替えるシステムなので、オフロード版の車で空を飛ぶことはできません。

またこのオフロードの車だとザコ敵なら体当たりして、車で轢くこともできます。

飛行モード

また「飛行できる車」にした場合は、車の外装は色しか変更することはできません。

シドニー柄やリヴァイアサン柄、チョコボ柄などの特殊な外装にすることはできないことが注意点です。

飛行できる車にした場合は、オープンワールドのルシスを上空から眺めることができ、地上から空まではシームレスに離陸できるので、テンションが上がります。

しかし、必ず舗装道路の上に着陸しなければならず、それ以外のところ(草むらや山の上など)に着陸しようとするものなら即ゲームオーバーになります。

ファストトラベル

車からファストトラベルすることができます。
ファストトラベルするにはお金が必要になりますが、少額なので気にするほどではありません。

しかしファストトラベルする際のロード時間は長めです。

 

DLCや後日談小説で完成するストーリーになっている

ファイナルファンタジー15の世界の神話について

FF15の神話
FF15の神話

ゲーム本編でも「神話」について匂わせているところがあるのですが、本編では「神話」についての伏線の回収は一切ありません。

ダウウンロードコンテンツである「エピソード:アーデン」やロイヤルパックを購入すれば、そのあたりの伏線が回収されます。

ストーリーの中盤を過ぎたところから1本道になる

序盤はオープンワールドマップを自由に冒険できますが、中盤過ぎたところから物語は大きく動き、1本道になります。

一部のキャラクターの扱いが雑

ニフルハイム帝国の皇帝
ニフルハイム帝国の皇帝

敵国のキャラクターは、出番が少ないです。

・ゲーム本編で少ししか登場しない(皇帝)
・そもそも本編では「ひとこと」ぐらいしかしゃべらない(ヴァーサタイル)

しかしダウンロードコンテンツでは、それらの敵がどのような心情で動いていたのかを解説するシーンがあります。

出番がなかったキャラクターヴァーサタイルは、ダウンロードコンテンツのボスとして登場します。

過去に戻るシステム

過去の「ルシス」に戻る
過去の「ルシス」に戻る

ストーリーの中盤までは、オープンワールドのルシスを探索しますが、中盤からオルティシエという別のマップに移動します。(ロイヤルパックでは船でマップが繋がるようになる)

オルティシエより後のストーリーは、完全な一本道のゲームになり、自由に行動することはできなくなります。

オルティシエ以降は、宿泊施設にいる犬に話しかけて過去に戻って、再びルシスのオープンワールドを冒険することができます。

ダウンロードコンテンツで本編の不足情報を補っている

ダウンロードコンテンツは5つあります。

  1. エピソード グラディオ
  2. エピソード プロンプト
  3. エピソード イグニス
  4. 戦友(マルチプレイ、自分のキャラを作成して操作できる)
  5. エピソード アーデン(ゲーム本編よりも過去の話)

ダウンロードコンテンツはどれも完成度が高くて、ストーリーも面白いです。

本編のストーリーはそれぞれのダウンロードコンテンツで完結しており、本編では明かされなかった謎や、敵キャラクターの心情についても描かれています。

「ロイヤルエディション」で不足分を補っている

本編発売後にファイナルファンタジー15発売後の「ユーザーの声」を反映して発売されたものが、「ロイヤルエディション」です。

「完全版」と言われるだけあって通常版よりもパワーアップした内容です。

・エピソードアーデン以外のダウンロードコンテンツが初めから収録
・本編終盤のストーリーに大幅な追加要素あり
・ラストダンジョン(本編終盤)に新たなボスが追加
・ルシスとオルティシエのマップが繋がる
・ノクティスが「強力な必殺技」を使えるようになる

小説版を読むとハッピーエンド!

FF15の後日談の小説
FF15後日談の小説

ファイナルファンタジー15本編の「後」を描いた小説が発売されています。

この小説では、ゲーム本編やDLCで回収していない「伏線」を全て回収し、納得のいくハッピーエンディングになっています。

ルナフレーナ、ノクティス、アーデンなどゲーム本編では救われなかったキャラクターたちにも救いがあるストーリーです。

「ファイナルファンタジー15」を遊んだ方は絶対スッキリする内容なので、絶対に読むべき一冊です。

あらすじ

“星の病”シガイから人々を救い、初代ルシス王となるはずだった悲運の男・アーデン。
帝国最後の日、崩壊する帝都の中で運命の少女を託された帝国准将・アラネア。
死からの目覚めとともに、自らの身体が変異を遂げていることに気づく神凪・ルナフレーナ。
そして、長い刻の中で自身の運命を見据える真の王・ノクティス。
『FINAL FANTASY XV』の新たな歴史を綴る、世界の夜明けの物語

参照元:スクエアエニックス

キャラクター

メインパーティの4人
メインパーティの4人

本作は、ノクティス、イグニス、プロンプト、グラディオの四人が基本パーティとなっており、時折そこに別のメンバーがパーティに加わります。

パーティーメンバーは皆いい奴らですが、ストーリー中盤で仲間同士で喧嘩してギスギスした雰囲気になります。

一時的にパーティに加わるキャラクター

レイブスと共闘するイグニス
レイブスと共闘するイグニス

・コル(ルシスの将軍)
・イリス(グラディオの妹)
・アラネア(敵国の竜騎士)
・レイブス(イグニスのDLCでのみ加入)

は一時的にパーティに加入しますが、常にパーティは入れることはできません。

また、シドニーやメインヒロインのルナフレーナはパーティメンバーに入ることはありません。

とはいえ、ファイナルファンタジー15のテーマは、友達=仲間との冒険であり、男友達で広大なオープンワールドを冒険することを体験できるゲームです。

空中戦もできる爽快アクション

アクションが苦手な人でも「かっこいいアクション」を楽しめる

このゲームは基本的には、ボタンを押しっぱなしで戦えますが、それ以外にも攻撃方法があります。

・ファントムソード召喚
・仲間と連携攻撃
・空中戦で立体的な戦闘ができる
・魔法攻撃

特にファントムソード召喚は、歴代王の剣がノクティスの周りをぐるぐる回りながら、プレイヤーの自在のままにファントムソードを操り攻撃することができます。

魔法は威力は絶大ですが、魔法を使うにはマップ上に落ちているエレメントを拾う必要があり、アイテムのような扱いです。

空中戦やワープ攻撃でこれまでにないアクションを体験できる

シフトブレイク
シフトブレイク

戦闘時には、高い所にワープすることで一時的に戦闘離脱し、体制を立て直すことも可能です。

遠距離から敵のところまで剣を投げつつ「一瞬でワープ」して大ダメージを与えるシフトブレイクで攻撃することもできます。

ノクティス以外も操作できる

他プレイヤーの操作
ノクティス以外のパーティーメンバーの操作

アップデートで戦闘時のみノクティス以外のキャラクターも操作できるようになりました

プロンプト、イグニス、グラディオはそれぞれみんな、戦闘スタイルがバラバラで、個性のある戦闘スタイルになっています。

戦闘時では操作キャラをいつでも切り替えることができます。

  • イグニスはスピードがある攻撃で、属性攻撃をすることができますが、属性によって攻撃範囲やスピードが変わってくるスタイリッシュな戦闘スタイルです。(一番バランスがいい)
  • グラディオは一撃が遅いですが、ダメージ量が多い戦闘スタイルです。
  • プロンプトは遠距離からの銃撃をすることができ、ロケットランチャーで爆撃することもできます。弾薬が尽きることはありますが、自然と弾薬量は回復していくので、弾薬不足に悩みながら戦うということはないので、気軽に戦えます。

仲間を操作できるようになったことで、よりパーティーメンバーに親近感がわき、より一層仲間と冒険しているように感じれるようになり、非常に良いアップデートだと思います。

指輪魔法

指輪を使った魔法
指輪を使った魔法

13章では、「指輪」という武器でしか敵を倒すことはできなくなります。

アップデートにより指輪が強力な武器になり、「どんな敵でも確率が変わるだけで、いつかは必ず即死」させることができるようになりました。

召喚獣

召喚獣
召喚獣

召喚による攻撃の威力は絶大ですが、召喚できるかはランダムで、どの召喚獣が出てくるかもランダム。

また意図的に召喚獣を召喚できないので、召喚獣ありきで戦略を組むことはできません(一応、プレイヤーがピンチになると召喚できる確率が上がる)。

ゲーム本編ではムービーでバハムートが出てきますが、プレイヤーはバハムートを召喚することはできません。

リヴァイアサン戦とラスボス戦は圧巻の一言!!

リヴァイアサン戦
リヴァイアサン戦

ストーリーの中盤でリヴァイアサン戦がありますが、リヴァイアサンの攻撃によって街並みが破壊される演出や、リヴァイアサンの周りが莫大な海水でおおわれていくシーンは「圧巻」です。

またリヴァイアサン戦では、ノクティスが全てのファントムソードを使った映画のような空中戦を繰り広げます。

またラスボス戦も同様に、ファントムソードを使ったバトルになりますが、東京都庁をモデルにした城上空(ルシス上空)を巡りながら激しい剣劇バトルが繰り広げられます。

ロイヤルエディションではラスボス戦前のボス戦(歴代王との戦い)が追加され、後半の盛り上がりが強化されました。

その「かっこよさ」というのは「音楽」の力が大きいです。
クラッシックで「荘厳な」雰囲気の音楽でありながら、熱くて盛り上がる音楽です。

ボスの形態が変化したり、ムービーが入るたびに音楽が変わっていき、「これがFFの貫禄」と突きつけられました。

やりこみ要素

歴代王の剣

歴代王の墓
歴代王の墓

FF15ではオープンワールド各地にある「歴代王の剣」を集めていきます。
当初は「歴代王の剣」を集めることが冒険の目的であり、ストーリーで一部の剣を入手し、ストーリー以外で「歴代王の墓」を訪れることで全ての剣を入手することができます。

料理

イグニスが作ってくれる料理
イグニスが作ってくれる料理

本作では夜にキャンプをするとイグニスが料理を作ってくれます。
その料理は

「ジュワジュワ~とした肉汁」
「ほくほくで米粒が光っているおにぎり」
「熱々で湯気が立っているカップヌードル」

など、料理の種類が多いのにどれもおいしそうなグラフィックで、夜中にプレイすると夜食を食べたくなっていまいます(笑)

写真撮影

パーティメンバーであるプロンプトは戦闘中や車での移動中に勝手に写真を撮ってくれます。
夜になって、宿泊施設で休む際に、プロンプトが撮った写真を見ることができ、気に入った写真は保存することができます(保存できる数は限りがあります)。

その他にも、オープンワールドを車で移動中にプロンプトが「写真を撮ろうよ」と提案してくれることがあり、指定の場所に行くと美しい景色を背に集合写真を撮ることができます。

アップデートからはノクティス自身も写真が撮れるようになり、一人称視点でも三人称視点でも撮ることができます。

かっこいい衣装を集める

キャラクターたちの装備や衣装はいつでも自由に変えることができます。

正直、衣装の種類は多くないですが、かっこいい衣装もいくつかあります。

装備の中には、一定時間無敵(一切ダメージを受けない)になるスーツもあるので、アクションが苦手な人でも「無双」アクションすることができます。