【FFXV】ファイナルファンタジー15の感想・評価「FF初のオープンワールド」

この記事ではファイナルファンタジー15の感想・評価をまとめたものを書いていきます。

FF15はファイナルファンタジーシリーズのナンバリング作品では最新のもの(リメイク作品を除く)で、累計全世界で800万本以上売上げました。

FF ヴェルサス13
FF ヴェルサス13

もともとこの作品は、ファイナルファンタジーヴェルサス13というものでしたが、主人公たちや一部の設定を除き、ヒロイン、神話、ゲームの雰囲気など多くの部分が変わってしまいました。

このゲームを一言でいうならば、「発売前に期待だけさせていたけど、結局中身は、望んでいた要素がほとんど入っていないゲーム」です。

それ以外にもできないことや、システムが雑なところが多いので、「うーん・・」と思うことが多いです。

本編発売後には「ロイヤルエディション」というものが発売されました。「完全版」と言われるだけあって通常版よりもパワーアップした内容です。

・エピソードアーデン以外のダウンロードコンテンツが収録
・終盤のストーリー強化
・ラストダンジョンに新たなボスが追加
・ルシスとオルティシエのマップが繋がる(船の乗り降り時に暗転は入る)
・ノクティスが強力な必殺技を使えるようになる
など

 

しかし戦闘システムに関しては素直に面白く、ボス戦はハラハラ・ワクワクする演出だったり「FFらしい貫禄」のある演出なので、純粋に楽しめると思います。

ファイナルファンタジー15(FF15)の感想・評価まとめ

ここからはファイナルファンタジー15の感想・評価をまとめたものを書いていきます。
ファイナルファンタジー15の感想を率直に言うと、「プレイヤーが求めているものを作っていないゲーム」です。
クリアまでのプレイ時間は30時間ほどでした。

良い点・悪い点まとめ

総合評価(3/5)
良い点・ボス戦が面白く、音楽と演出が盛り上がる鳥肌もの
・空中戦が面白い
・ファントムソードを使った戦い方がかっこいい
悪い点・キャラクターを好きになれない(主人公がヘタレ)
・ストーリーが雑
・扱いが雑過ぎるキャラクターがいる
・昼間のインソムニア、テネブラエには行けない
・強敵との戦いでは仲間はすぐ死に、敵は堅すぎる
・ロードが長い

グラフィック

魔法エフェクト
魔法エフェクト

グラフィックは綺麗なCGで、雨に濡れるとノクティスの髪の毛のツンツン具合がしなってきたりと細かいところまで作られています。

雷魔法や炎魔法のエフェクトや召喚獣の登場シーンは美し過ぎます。

マップ

せっかくのオープンワールドなのに、ストーリーの途中から別マップで一本道になるところやオープンワールドマップで行けないところ多いです。

柵やフェンスのようなものはジャンプで飛び越えられるところもあります。
オープンワールドとはいうものの、屋内に入ることができるところは一部です。

また、オープンワールドマップ(ルシス)は広大ですが、特に意味のない(イベントやストーリーに関係のないところ)場所が多いです。

オルティシエ

オルティシエ
オルティシエ

一方でストーリーの中盤から行くことができるオルティシエは、ベネツィアをモチーフにした美しい街となっていますが、街の中で行けないところが多いだけでなく、背景がハリボテなので少し残念です。

本編ではルシスとオルティシエは繋がっていませんが、ロイヤルパックを購入すると海を船で渡って二つのマップが繋がります。
船は主人公自身が運転できるようになり、船の上でしか発生しないクエストやイベントもあります。

テネブラエには行けない

テネブラエ
テネブラエ

ずばりテネブラエには行けません。

ストーリーの途中の寄り道程度で、城の中はもちろん城の周辺に近づくことすらできません。
遠くからテネブラエの城を見ることができる程度です。

発売前に公開されたプロモーションビデオではテネブラエに行けるような見せ方をしていたので残念です。

廃墟のインソムニアにしか行けない

廃墟となったインソムニア
廃墟となったインソムニア

またルシス王国の首都であるインソムニアには、廃墟になってからしか行けません。

ロイヤルパックではインソムニアのマップは拡大されましたが、そもそも廃墟のインソムニアなので、ワクワク感はありません。

ヴェルサス13やFF15のPVでは活気があり昼のにぎわっているインソムニアで戦っているシーンやムービーシーンを見ることができました。

エピソードアーデンでの昼間のインソムニア
エピソードアーデンでの昼間のインソムニア

FF15を買おうと思っていた人は、絶対にオープンワールドのインソムニアに行ってみたいと思っていたに違いありません。エピソードアーデンでは活気がある頃の昼間のインソムニアに行くことができます。

車(レガリア)

レガリア
レガリア

車で移動中は過去のFF作品の音楽を聴くことができます。

車は決められた舗装道路の上しか走ることはできず、道から外れた草むらや岩道を自由に走ることはできません。

自動車は自分(主人公)が運転する以外にもイグニス(パーティメンバーの仲間)に運転させて、自分は後部座席でくつろいでおくこともできます。

このゲームの設定では、夜になると「シガイ」というモンスターが出てくるので、仲間のキャラクターが夜に行動するのを控えるように言ってきます。

ゲーム側から夜は外に出ないようにさせているので、これも自由度が低いと感じさせる点です。

オフロード版レガリア

オフロードのレガリア
オフロードのレガリア

アップデートではオフロードの車にカスタマイズできるようになりますが、本作では通常の車、オフロードの車、飛行できる車をそれぞれ切り替えるシステムなので、オフロード版の車で空を飛ぶこともできません。

またこのオフロードの車だとザコ敵なら体当たりして、車で轢くこともできます。

飛行モード

また飛行できる車にした場合は、車の外装は色しか変更することはできないので、シドニー柄やリヴァイアサン柄、チョコボ柄などの特殊な外装にすることはできないのも残念です。

飛行できる車にした場合は、オープンワールドのルシスを上空から眺めることができ、地上から空まではシームレスに離陸できるので、テンションが上がります。

しかし、必ず舗装道路の上に着陸しなければならず、それ以外のところ(草むらや山の上など)に着陸しようとするものなら即ゲームオーバーになり、舗装道路の上でも勢いが良すぎてしまってもゲームオーバーになります。

オープンワールドに慣れてしまったコアなゲーマーからすれば「手の届かないところが多い」ゲームになっています。

ファストトラベル

車からファストトラベルすることができます。
ファストトラベルするにはお金が必要になりますが、少額なので気にするほどではありません。

しかしファストトラベルする際のロード時間がかなり長いです。

 

ストーリー

製作者のメッセージがギンギンに伝わってくきます。

(ちなみにSAOの作者の川原先生は、小説から作者の匂いを感じないように、無臭にするように心がけているそうです。このゲームからはビンビンに匂いを感じます)

製作者は主人公の成長を描きたかったのだと思いますが、ストレスがたまるだけで、「若者たちよ僕ら大人の考えを教えよう!」という上から目線のメッセージを強制的に受け取らされている気分です。
メッセージ性に関しても「あまりにも露骨」すぎて「プレイヤーに投げかける」のではなく、プレイヤーに考えを押し付けるスタイルです。

神話について

FF15の神話
FF15の神話

発売前はファイナルファンタジー15の「神話」についてなにかあるだろうなーと匂わせており、ゲーム本編でも「神話」について匂わせているところがあるのですが、「神話」についての伏線の回収は一切ありません。

ダウウンロードコンテンツである「エピソード:アーデン」やロイヤルパックを購入すれば、そのあたりの伏線が回収されますが、本編に入っていなければならない要素であったと思います。

雑な展開

終盤は制作者からしたら、「どうだ!びっくりしただろ!」と、どんでん返しのつもりの展開なのかもしれませんが、どこかで見たことがある展開で「あーこういう展開あるよねー」というぐらいです。

本編ではあるキャラクターが死にますが、そこに感動はなく「え、なんで殺したん?」という感じ。
プレイ中は「生き返ってくれー!」と思っていましたが、本作では蘇ることなく、なんかモヤモヤした気持ちのまま完結しました。

どこかで見たことあるような展開であるのは百歩譲っていいとしても、そのストーリー(展開)はどれも伏線もなく唐突に起きるので、プレイヤーは置いてきぼりです。

キャラクターの扱いが雑

ニフルハイム帝国の皇帝
ニフルハイム帝国の皇帝

敵国のキャラクターはとにかく扱いが雑です。

発売前のPVや開発者がゲームについて解説してくれる番組では、「いかにも本編で重要ですよ~」といった感じで説明されますが、いざ本編を遊んでみると、

・いつのまにか醜いモンスターに変わっていたり、
・モンスターと人間の間の姿になっていたり、
・そもそも本編では「ひとこと」ぐらいしかしゃべっていなかったり

と、とにかくキャラクターの扱いが雑です。

しかしダウンロードコンテンツでは、それらの敵がどのような心情で動いていたのかを解説するシーンがあり、出番がなかったキャラクターもダウンロードコンテンツのボスとして登場したりします。

レイブス
レイブス

とはいってもレイブスは映画キングスグレイブのときとは別人のようになっていたりするので、「後付け設定ちゃうん?」と思ってしまいます(というかたぶん後付け設定)。

過去に戻るシステム

過去の「ルシス」に戻る
過去の「ルシス」に戻る

ストーリーの中盤までは、オープンワールドのルシスを探索しますが、中盤からオルティシエという別のマップに移動します。(ロイヤルパックでは船でマップが繋がるようになる)

オルティシエより後のストーリーは、完全な一本道のゲームになり、自由に行動することはできなくなります。

オルティシエ以降は、宿泊施設にいる犬に話しかけて過去に戻って、再びルシスのオープンワールドを冒険することができます。
しかし「過去に戻る」ことができることに関しては、「え、なんでそんなことできるの?」という感じで、設定が無茶苦茶です。

ダウンロードコンテンツ

ダウンロードコンテンツは5つあります。

・エピソード グラディオ
・エピソード プロンプト
・エピソード イグニス
・戦友(マルチプレイ、自分のキャラを作成して操作できる)
・エピソード アーデン(ゲーム本編よりも過去の話)

ダウンロードコンテンツはどれもできが良くて面白いです。
ストーリーはそれぞれのダウンロードコンテンツで完結しており、本編では明かされなかった謎や、敵キャラクターの心情についても描かれています。

小説版を読むとハッピーエンド!

FF15の後日談の小説
FF15後日談の小説

ファイナルファンタジー15本編の後を描いた小説が発売されています。

この小説では、ゲーム本編やDLCで回収していない「伏線」を全て回収し、納得のいくエンディングになっています。
ゲーム本編とこの小説をまとめて買うことをお勧めします。

しかし誰もがおもうであろう「このストーリーを発売当初からゲーム本編で遊べるようにしといてくれよ」と。

キャラクター

メインパーティの4人
メインパーティの4人

本作は、ノクティス、イグニス、プロンプト、グラディオの四人が基本パーティとなっており、時折そこに別のメンバーがパーティに加わります。

ストーリー中盤で仲間同士で喧嘩してギスギスした雰囲気になりますが、「なんで怒ったん?」となるくらいプレイヤーは置いていきぼりです。(基本的にはいい奴らです

キャラクターたちの装備や衣装は自由に変えることができます。
装備の中には、一定時間無敵(一切ダメージを受けない)になるスーツもあるので、「無双」アクションが好きな人にはうってつけです。

仲間に共感できない

確かに主人公はヘタレですが、それ以上に主人公に起きる悲劇は辛いもので、仲間ももっと「主人公に共感してあげろよ・・・」と思えてきます。
そんなこともあってキャラクターたちに感情移入できません。

それ以外にもパーティメンバーに攻撃が当たったり(魔法攻撃ではフレンドリーファイヤーがある、、、)、走っているときにパーティメンバーにぶつかるだけでキャラクターに「ちゃんと歩けよ」とぼやかれます。

パーティメンバーを旅をしているのに妙に気を使ってプレイしないといけなくなり、なぜそのような仕様にしたのかは分かりません。

一時的にパーティに加わるキャラクター

レイブスと共闘するイグニス
レイブスと共闘するイグニス

・コル(ルシスの将軍)
・イリス(グラディオの妹)
・アラネア(敵国の竜騎士)
・レイブス(イグニスのDLCでのみ加入)

は一時的にパーティに加入しますが、常にパーティは入れることはできません。
シドニーやメインヒロインであるはずのルナフレーナはパーティメンバーに入ることは一切ありません。

 

アクション

基本押しっぱなしの戦闘

このゲームは基本的には、ボタンを押しっぱなしで戦えますが、

・ファントムソード召喚(ゲージをためてできる必殺技。ノクティスの周りを複数の剣がぐるぐる回ってかっこいい!)
・仲間と連携攻撃
・空中戦で立体的な戦闘ができる
・魔法攻撃(魔法を使うにはマップ上に落ちているエレメントを拾う必要があり、魔法は「使い切り」仕様です。これが結構面倒で、従来通りMP制にしてほしかった)

と、戦う選択肢は多様です。

シフトブレイク
シフトブレイク

戦闘時には、高い所にワープすることで一時的に戦闘離脱し、体制を立て直すことも可能です。
シフトブレイクといって遠距離から敵のところまで剣を投げつつ「一瞬でワープ」して大ダメージを与えることも可能です。

しかし強敵になると尋常ではないくらい「堅い」敵が出現し、単調な戦闘になるのでイライラしてくるのも事実です。
強敵との戦いの時に操作キャラクターをノクティスにしているとプロンプトとイグニスはすぐに死んでしまいます。

FF7Rではこの辺りが改善され、柔らかくなったためストレス軽減され、理不尽さはなくなりました。(FF7Rでは弱点を責めると、ダメージ量が増えるなどの工夫ができるようになりました)

アップデートでノクティス以外も操作できるようになった

他プレイヤーの操作
ノクティス以外のパーティーメンバーの操作

アップデートでノクティス以外のキャラクターも操作できるようになりました。(戦闘時のみ)

プロンプト、イグニス、グラディオはそれぞれみんな、戦闘スタイルがバラバラで、個性のある戦闘スタイルになっています。

戦闘時では操作キャラをいつでも切り替えることができます。

イグニスはスピードがある攻撃で、属性攻撃をすることができますが、属性によって攻撃範囲やスピードが変わってくるスタイリッシュな戦闘スタイルです。(一番バランスがいい)
グラディオは一撃が遅いですが、ダメージ量が多い戦闘スタイルです。
プロンプトは遠距離からの銃撃をすることができ、ロケットランチャーで爆撃することもできます。弾薬が尽きることはありますが、自然と弾薬量は回復していくので、弾薬不足に悩みながら戦うということはないので、気軽に戦えます。

 

指輪魔法

指輪を使った魔法
指輪を使った魔法

13章では、「指輪」という武器でしか敵を倒すことはできなくなります。

アップデート前はこの指輪がザコすぎてプレイヤーはイライラさせられたものですが、アップデートにより指輪が強力な武器になり、「どんな敵でも確率が変わるだ明けで、即死」させることができるようになりました。

指輪に関してですが、映画を見た人間から言わせると、歴代王の審議の間のようなところが映し出されると期待していたのですが、ゲーム本編ではそんなものはなく「あっさり」と指輪をはめるだけで、キーアイテムである指輪をはめるときはもっとかっこいい演出にしてほしかったです。

映画の主人公ニックス
映画の主人公ニックス

また主人公が指輪をはめるのにも、「俺には付ける勇気がないとかなんとか」で、ぐだぐだしていて、映画主人公の勇気を見習ってくれと思いました。

この「指輪」は、映画「キングスグレイブ」とゲーム本編では指輪で使える魔法も違うので、設定の雑さを感じました。

召喚獣

召喚獣
召喚獣

召喚による攻撃の威力は絶大ですが、召喚できるかはランダムで、どの召喚獣が出てくるかもランダム。また意図的に召喚獣を召喚できないので、召喚獣ありきで戦略を組むことはできません(一応、プレイヤーがピンチになると召喚できる確率が上がる)。

ゲーム本編ではムービーでバハムートが出てきますが、プレイヤーはバハムートを召喚することはできません。

リヴァイアサン戦とラスボス戦は圧巻の一言!!

リヴァイアサン戦
リヴァイアサン戦

ストーリーの中盤でリヴァイアサン戦がありますが、リヴァイアサンの攻撃によって街並みが破壊される演出や、リヴァイアサンの周りが莫大な海水でおおわれていくシーンは「圧巻」です。
またリヴァイアサン戦では、ノクティスが全てのファントムソードを使った映画のような空中戦を繰り広げます。

またラスボス戦も同様に、ファントムソードを使ったバトルになりますが、東京都庁をモデルにした城上空(ルシス上空)を巡りながら激しい剣劇バトルが繰り広げられます。

ロイヤルパックではラスボス戦前のボス戦が追加され、後半の盛り上がりが強化されました。

その「かっこよさ」というのは「音楽」の力が大きいです。
クラッシックで「大人な」雰囲気の音楽でありながら、熱くて盛り上がる音楽です。

ボスの形態が変化したり、ムービーが入るたびに音楽が変わっていき、「これがFFの貫禄」と突きつけられました。

やりこみ要素

歴代王の剣

歴代王の墓
歴代王の墓

FF15ではオープンワールド各地にある「歴代王の剣」を集めていきます。
当初は「歴代王の剣」を集めることが冒険の目的であり、ストーリーで一部の剣を入手し、ストーリー以外で「歴代王の墓」を訪れることで全ての剣を入手することができます。

料理

イグニスが作ってくれる料理
イグニスが作ってくれる料理

本作では夜にキャンプをするとイグニスが料理を作ってくれます。
その料理は

「ジュワジュワ~とした肉汁」
「ほくほくで米粒が光っているおにぎり」
「熱々で湯気が立っているカップヌードル」

など、料理の種類が多いのにどれもおいしそうなグラフィックで、夜中にプレイすると夜食を食べたくなっていまいます(笑)

写真撮影

パーティメンバーであるプロンプトは戦闘中や車での移動中に勝手に写真を撮ってくれます。
夜になって、宿泊施設で休む際に、プロンプトが撮った写真を見ることができ、気に入った写真は保存することができます(保存できる数は限りがあります)。

その他にも、オープンワールドを車で移動中にプロンプトが「写真を撮ろうよ」と提案してくれることがあり、指定の場所に行くと美しい景色を背に集合写真を撮ることができます。

アップデートからはノクティス自身も写真が撮れるようになり、一人称視点でも三人称視点でも撮ることができます。