この記事では、PS4で発売されたマーベルズスパイダーマン(Marvel’s spidarman)の感想・評価記事を書いていきたいと思います。
スーパーヒーローのスパイダーマンになれるなんてワクワクするゲームです。
サム・ライミ版の映画スパイダーマンのコスチュームや、トムホランドが演じるスパイダーマンのコスチュームまで、映画に出てきたコスチュームを着ることができるので、激アツです。
PS4マーベルズ スパイダーマンの感想・評価
ここからは、早速PS4で発売されたマーベルズスパイダーマン(Marvel’s spidarman)の感想・評価記事を書いていきます。
Contents
マーベルズスパイダーマンについて
当たり前ですが、主人公はスパイダーマンことピーター・パーカーでして、正義感が強くメンタルも強い、非常に好感の持てる主人公です。
おしゃべりなキャラクターで、敵との戦闘中やニューヨークの街をスイングしているときも電話で、ペチャクチャしゃべってくれます。
また本作のスパイダーマンは怪力や壁を登れる力だけでなく、ガシェットや義手の開発を行う科学者としてのインテリな面も持っています。
(本作のスパイダーマンは大学を卒業してある研究所で働いている)
難易度
難易度は、friendly、amazing、spectacularとなっていて、amazingでプレイしましたが、難易度は普通で、他のアクションゲームを遊んでいたら、苦戦せずに遊べます。
たとえ、死んだりミッション失敗になってもロード時間は短いので、すぐに遊びなおしてリトライすることができ、ストレスがかかりません。
スイング
R2で糸を出してブランコのようにスイングすることができ、R2ボタンを離すとスパイダーマンもスイングの糸を離す。
糸を離すときは、タイミングよく×ボタンを押すと高く上に飛ぶことができる。
あるスキルを入手すると、高くスイングしてクルクル回りながら落下することで、経験値を入手できるようになるので、スイングしているだけでも楽しい。
映画スパイダーマンのリスペクト
高い所から落ちる人をウェブで助けたり、電車をウェブで止めようとしたりと、映画スパイダーマンで見たことがあるシーンがあったりします。
おしゃべりなスパイダーマン
本作の舞台であるニューヨークのビル群をウェブでスイングしていると、MJやワタナベ警部から電話がかかってきたりします。
その電話中にミッションを開始したり、メニュー画面を開いたりしていると、電話が切れてしまいます。
そして、しばらく時間が経ち再び電話がかかってきたときには、ピーターが「お待たせ」とか「ごめん、何だたっけ?」とか言ってリアルに会話が再開します。
メインストーリーで銀行強盗の敵には「もうみんな銀行使ってないよ、最近は仮想通貨が流行りだし」とスパイダーマンが時事ネタもぶっこんできます。
グラフィック
全体的に美しくリアルなグラフィックになっています。
キャラクターのグラフィック
本作のキャラクターのグラフィックは、実写かと思うぐらいきれいです。
アンチャーテッドには及びませんが、顔の作りがリアルにできており、ピーターとMJの手の大きさの違いや、キャラクターの衣装が日によって変わっていたりと、丁寧に作り込まれています。
ただし、キャラクターの髪の毛は物理的な動きについては完全には再現できていません。
MJのポニーテールの部分はゆさゆさと動きますが、MJの前髪は額に張り付いた状態で動きません。
スパイダーマンの影は、しっかりスパイダーマンの動きに沿って動きます。
その他のグラフィック
ミッションやストーリーの進行具合によって、昼、夕方、夜と時間帯が変わり、ニューヨークの街並みは全く違うものになります。
街並みだけでなく、ニューヨーク市民や車の動きも再現されてるので、本当にニューヨークに来たような気分になれます。
スイングしているときには、「会話している人の横を通り過ぎる音」や「風を切ってスイングする音」がリアルに聞こえてきます。
ニューヨークのビルや建物ですが、ガラス張りのビルでもスパイダーマンの姿は反射されません。
また建物の外から見える「建物の中の様子はぼんやり見える程度」で、その辺の出来はまあまあです。
スパイダーマンのスーツ
本作は、ロケーションイベントをこなすことで入手できるアイテムを使うことで、スパイダーマンのスーツを手に入れることができます。
スーツには布製(合成繊維?)でできたものから金属質のアーマーのようなスーツもあり、どれも質感がリアルにできており、着替えたスーツはムービーシーンにも反映されます。
全スーツはこちらから見れます。
パズル要素
本作にはパズル要素もありますが、パズルの種類は少なく2種類ほどです。
少し頭を使わないとできないものもあり、個人的には面白かったです。
マップ
どんなに高いビルから落ちてもスパイダーマンはダメージを受けず、スパイダーマンはどの「ビル」にも張り付くこともできます。
建物ですが、屋内に入れるところはほとんどなく、入れるところがあったとしても暗転(ロード)が入ります。
屋内に入れるところというのは、ギャングのアジトやピーターが勤める研究所、ハローワーク的なところなどです。
本作はアサシンクリードのファストトラベル解除のように、ニューヨークのビルの屋上にあるタワー(電波塔)をアンロックすることで、マップのエリアごとのロケーションイベントが分かるようになります。
またマップにはカスタムマーカーを自由に設置することができるので、自分が決めた目的地まで迷うことなく、スイングで向かうことができます。
マーベル映画との関係性
マップはニューヨークで、マーベルシリーズの映画やネットフリックスのドラマにまつわる建物がいくつかあります。
・アベンジャーズタワー
・サンクタム・サンクトラム(ドクターストレンジに出てくる魔術師たちの拠点。香港、ロンドン、ニューヨークの三か所あるうちのニューヨーク)
・ワカンダ大使館(本作のスパイダーマンは、ティチャラ王がブラックパンサーであることを知っている様子でした。
・ネルソン&マードック事務所(ネットフリックスのドラマ「デアデビル」に出てくる法律事務所)
・エイリアス探偵事務所(ネットフリックスのドラマ「ジェシカ・ジョーンズ」に出てくる探偵事務所)
・ランドコーポレーション
・ダメージコントロール社
・シムカリア大使館
ニューヨークでの移動
また、ニューヨークのビルのあちこちに「丸いマーク」があり、そのマークが出ているところには、R2L2同時押しで、糸を出して「弾丸のように」飛んでいくことができます。
移動は基本的にウェブを使ったビル間の移動になりますが、地上にも降りることはもちろんでき、地上もしっかりと作られています。
地上にいて戦闘状態でないときに□ボタンを押すとポーズをとり、まれにニューヨークの市民がスパイダーマンに絡んでくることもあります。
ニューヨーク市民NPC
ニューヨークにいる市民や警察官といたNPCは日本語をしゃべっているNPCもいますが、完全にローカライズされておらず英語を話しているNPCもいます。
ピーターは、F.E.A.S.Tというハローワーク的なところ?でボランティア活動をしていおり、そのセンターにいるNPCに近づいていくと、NPCがピーターに話しかけて、ピーターもちょっとした返事をします。
ちなみに、この建物の中にある扉には入ることはできず、自由度はそれほど高くありません。
こういった細かいところも作られてリ、ピーター役の奥津さんのセリフ量はかなり多いと思います。
ファストトラベル
マップにある警察署や後述のリサーチステーションにファストトラベルすることができ、ファストトラベルのロード時間は短めです。
ファストトラベルのロード画面は、スパイダーマンが地下鉄に乗ってスマホを触っている様子が映し出され、ストーリーを進めるとストーリーの内容を反映した特別な画面になったりします。
その画面がスパイダーマンのスーツを着たまま、地下鉄に乗っているのでシュールな映像です(笑)
ちなみにファストトラベルは、メニュー画面のマップからすることができ、どこからでもファストトラベルすることができます。
アクション
他のアクションゲームと比べて、少しクセはありますが、□ボタンで通常攻撃をするので、基本操作は簡単です。
スパイダーマンならではのウェブを使ったアクションが特徴的で、ウェブやジャンプを使うことで、空中戦もすることができます。
ゲーム後半では、ジェットパックを背負った空中に浮いている敵も出てくるので、空中戦になることが多くなります。
格ゲーっぽい要素が少しある
格ゲーやデビルメイクライほどではありませんが、ボタンを押す順番や長押しするかどうかでスパイダーマンが放つ技が変わってきます。
・□ボタン長押しでアッパーで敵を空中に押し上げる
・△ボタンで敵のところまで糸で飛んでいく
・□ボタンで攻撃後、△ボタン長押しで、敵を遠くに投げ飛ばす
など多彩な攻撃ができ、空中にいるときしか出せない技もあります。
このような技リストは、メニュー画面で確認することができます。
一応チュートリアルで説明がありますが、それだけで覚えることは無理なので、メニュー画面の技リストを見つつ覚えていったらいいと思います。
詳しくはこちらの動画をどうぞ。
またL1R1ボタンを同時押しでマップ上にあるマンホールや車のドアなどを糸で引き寄せて敵に投げつけることができます。
ウェブを敵に投げつけることで、壁や地面に敵をウェブで貼りつけさせることもでき、敵に見つかっていない状態(ステルス状態)では敵をウェブで縛り上げることもできます。
ステルス
ストーリーを進めていくと、「タスクマスターのチャレンジ」というものが解放されて、マップ上にいくつか表示されます。
そのチャレンジの中には、「ステルス状態(敵に見つからずに)で敵を倒せ」というものがあり、敵に見つかったら即終了です。
その他にもメインストーリーでは、MJやマイルズを操作するパートが複数回あり、その操作パートは基本的にステルスミッションになります。
ガシェット
戦闘を有利にするガシェットは、ストーリーを進めるうちにどんどん増えていきます。
ガシェットの開発・強化に必要なアイテムは後述のサブクエストやロケーションイベントで入手することができます。
ガシェットというのは
・敵を自動的に攻撃するドローンを出す
・電撃攻撃ができるウェブを出す
・複数の敵を宙に浮かすことができる装置
などがあります。
私がプレイした難易度amazingでは、正直ガシェットはなくても十分戦えましたが、ダウンロードコンテンツ「摩天楼は眠らない」では、ガシェットを使わないと敵を倒すのがキツかったです。
フォーカスゲージと必殺技
敵と戦っていると、フォーカスゲージというものが溜まっていきます。
フォーカスゲージをためることで、敵を一撃で倒すことができたり、体力を回復できたりします。
体力を回復するためにフォーカスゲージを使うか、敵を倒すためにフォーカスゲージを使うか、プレイヤーは悩むことになり、それがこのゲームの面白い所でもあります。
その他にもスパイダーマンのスーツ特有のスーツパワーというものがあり、スーツを入手するたびに新しいスーツパワーを入手することができます。
一度スーツを入手したスーツのスーツパワーは、どのスーツを着ていても使うことができます。(どのスーツパワーをするかは選んで設定するする必要がある)
スーツパワーには、フォーカスゲージが溜まりやすくなるパワー、防弾になるパワー、周囲に範囲攻撃できるパワー、通常攻撃のダメージが大きくなるパワーなどがあり、ピンチのときには形勢逆転にも役立ちます。
QTE
本作ではQTE(ボタン連打)があり、犯罪クエストでは車を止めるために□ボタンを連打させられたりします。
ストーリー
本作のストーリーは最高で、後半ほど「非常に熱くて盛り上がる展開」になります。
映画のスパイダーマンを見たことがあるなら、エレクトロ、バルチャー、ドクターオクトパスなど「知ってる!」ってなる敵キャラクターが登場します。
キャラクターの声優には中尾隆聖さんがいたりと、声優も豪華なゲームです。
次に何をしたらいいか分からなくなる時がある
ミッションが始まると、詳しい説明もなしでいきなり放り投げられる時があります。
画面には、レーダーのようなものが表示されていて、レーダーがさしている方向へ向かえということかと理解するまでにしばらく時間がかかりました。
その他にも制限時間があるサブクエストがいきなり始まったりと、混乱することも正直ありました。
サブクエストやロケーションクエスト
メインミッション(ストーリー)の間にニューヨークで自由にできる時間があるという感じで、ミッション中はミッションエリアしか移動することができません。
自由な時間の時に、サブクエストやロケーションイベントやクエストをこなすことができます。
サブクエストを始めるときにはロードが入ります。
ロケーションイベント・クエストというのは私が造った造語で、具体的なものは下記です。
これらをこなすことで、ガシェットやスーツの開発に必要なアイテムを入手することができるので、モチベーションは生まれてきます。
・リサーチステーション:ニューヨークのビルの屋上に点在するオズコープの研究所で、鳥インフルエンザにかかっている鳩を捕まえたり、ニューヨークの大気汚染を解決したり、危険なドローンを排除したりさせられるミニクエストです
・犯罪クエスト:狙って受けることはできず、ニューヨークのビル街をスイングしていると、ランダムで発生するミニクエスト。内容は事故に遭った市民の救助や、犯罪者の車を捕まえたりなどです。
・バックパック:ピーターが長い間ニューヨークの町中にほったらかしにしていたバックパックを回収するというもの。回収すると「バックパックトークン」というものを入手でき、戦闘時に使えるガシェットの開発・強化やスーツの開発するときに必要になります。
・ランドマーク:ニューヨーク中にある観光名所やマーベルシリーズに登場する重要な場所を写真撮影をします。この写真撮影は「フォトモード」とはまた別のモードで写真撮影を行い、PS4の本体にスクリーンショットとして残りません。バックパックと同じで「ランドマークトークン」を入手でき、ガシェットやスーツの開発に仕えます。
このほかにも、ロケーションイベント・クエストはストーリーを進めるにつれてどんどん増えていきます。
このようなサブクエストやロケーションイベントはニューヨークの町の平和を守る「親愛なる隣人スパイダーマン」を表現で来ていて素晴らしいと思う反面、作業的な面があるのも事実です。
しかしサブクエストの内容に使いまわしはなく、どれも新鮮味のあるものになっています。
「バックパッククエスト」に関しては高架の橋の裏側やビルの地上と屋上の真ん中にアイテムがあったりして、細かい動きがしにくいスパイダーマンはでは、取るのに少しストレスがかかります。
バックパッククエストでアイテムを回収するたびに、他のマーベルキャラクターに関わる小言などをピーターが言ってくれます。
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