今回の記事ではウィッチャー3のダウンロードコンテンツ「血塗られた美酒」の感想・評価をまとめた記事を書いていきたいと思います。
ウィッチャー3:血塗られた美酒の感想・評価
アップデートによってどんどん遊びやすくなっています。
メニュー画面の操作の重たさが尋常ではないのが唯一の欠点です。
また美しいマップなのにフォトモードがないのが残念です。(フォトモードというものがゲームに導入されるようになったのは、2017~18年頃からだからかなと思います)
Contents
ボリューム
ダウンロードコンテンツは2000円ほどですが、
・ストーリーのクリアまでに20時間
・全クリまで目指すなら30時間
ほどのボリュームがあります。
現在はダウンロードコンテンツがすべて入ったパッケージも発売されているので、
ダウンロードコンテンツも買うつもりならそちらを買ったほうがお買い得です。
血塗られた美酒はメインストーリーだけでなくサイドストーリーもストーリーがしっかりと作られています。本編同様にただの「お使いサイドクエスト」は全くありません。サイドクエストのストーリーはどれも面白く愛馬ローチのサイドクエストもあります。
新しい剣や防具、グウェントのカード(新しくスケリッジのデッキが追加されました)を手に入れることができます。
また、新しいロマンス、新しいモンスターも数多く登場します。新しいモンスターにはムカデ型のものがありマジでキモいです、、。
ストーリーとエンディング分岐
本作のストーリーは本編のストーリーはとは全く関係がありません。しかし新キャラクターはどれも魅力的で、終盤には意外な展開が待ち受けています。
ストーリーは「吸血鬼」や「ワイン」がテーマとなっています。そのため新キャラクターには上級吸血鬼が数多く登場します。
ムービーからのシームレスで吸血鬼との戦いが始まるなどかっこいい演出もあります。
本編同様に「血塗られた美酒」も選択肢によってエンディングが大きく分岐します。エンディングは3種類あり、ルートによってキャラクターの生死が変わります。
明らかに分岐だなと分かる選択肢もありますが、ハッピーエンドになるためには「それやってないといけないの?」と思えるようなことをしなければなりません。
またメインストーリーをある程度まで進めてしまうと、強制的に「失敗」になってしまうサイドクエストがあります。メインストーリーを進める前にできるサイドクエストは全て終わらせておくことをお勧めします。
ストーリーはウィッチャーの過去作やドラマ、小説を読んでいる方がより楽しむことができますが、知らなくても十分に楽しめます。
例えば血塗られた美酒では、
・「驚きの法」
・「黒太陽の呪い」
・「シントラのキャランセ女王」
について言及される会話があります。
新しいマップ「トゥサン」
ウィッチャー3本編とDLC第一弾「無情なる心」のマップはヴェレンを中心とした北方諸国でした。「血塗られた美酒」のマップはもっと南に位置している「トゥサン」という新しいマップになります。
北方諸国がニルフガードとの戦時中であったためどこか「暗い雰囲気」がありました。しかしトゥサンは戦争とは無縁の土地であったため、明るい雰囲気で色鮮やかなマップになっています。
またヴェレンやノヴィグラドのマップは繋がっていましたが、「トゥサン」のマップはそれらのマップとは完全に独立して存在しています。
トゥサンはオープンワールドのマップになっており、トゥサン以外にも一部のマップはストーリー中でしか行くことができないマップもあります。
自分の家を手に入れるゲラルト
ゲラルトはストーリーの途中で自分の家を手に入れることになります。
「コルヴォ・ビアンコ」というブドウ園を手に入れることになるのですが、
そのブドウ園はロッセルという男のものであったが、借金で首が回らなくなったため土地を抑えられたそうだ。
そのせいかコルヴォ・ビアンコにある屋敷はとても古く、
ゲラルトはコルヴォ・ビアンコの屋敷を改修していくことになります。
そのブドウ園にはゲラルトに仕える執事が派遣されていました。
彼はバーナバス・バジルといって、執事歴が長いそうです。
彼に話しかけると、屋敷の修繕ができるだけでなく、グウェントの勝負もできます。
屋敷の中には、ストーリーで手に入れた賞品や絵画を飾ることができます。
血塗られた美酒ではトーナメントが開催されており、
弓、競馬、集団戦の各トーナメントで優勝すると賞品を得ることができます。
「ワイン戦争」という一連のサイドクエストを進めると、
ゲラルトのワイン貯蔵庫に定期的にワインが送られてきます。
その他にも屋敷の中にはゲラルトが手に入れた装備や剣を飾ることができます。
ゲラルトの自室にはベッドがあり、そこで休むと体力が回復するだけでなくステータスも上昇します。
コルヴォ・ビアンコの敷地内には砥石などもあるので、剣や防具の強化もできます。
コルヴォ・ビアンコには近くにファストトラベルの標識があるので、
遠い所にいてもすぐに帰ってくることができます。
また血塗られた美酒のストーリーをクリアした後に誰かが訪問しに来るかもしれません。
本編でイェネファーとのロマンスが進んでいたならイェネファーがコルヴォ・ビアンコに遊びに来ます。
イェネファーが来ると白いユニコーンのはく製がゲラルトの自室に置かれます。
自室にはアイテムの収納ボックスもあります(ただし、めちゃくちゃ画面が重くなる)。
新しいキャラクターとボス戦
本作では本編には登場しなかった新しいキャラクターが数多く登場します。
・アンナヘンリエッタ侯爵:ゲラルトが訪れるトゥサンの領主
・ダミエン:アンナヘンリエッタ侯爵の護衛隊長
・シアンナ:アンナヘンリエッタ侯爵の姉で、「黒太陽の呪い」のせいで追放された
・デトラフ:上級吸血鬼。ストーリーで重要なキャラクター
・レジス:かつでゲラルトとヴィルジフォルツという魔術師と対峙し死んだと思われていたが、デトラフから輸血を行ってもらったため復活していた。
・オリアンナ:女性の上級吸血鬼。分岐によっては重要なキャラクターになる。
・ヴィヴィアン:貴族の女性。サイドクエストで登場。
・ギョーム:ヴィヴィアンに恋する騎士。ヴィヴィアンに惚れてもらうために怪物を倒そうと頑張っている。
などサイドクエストを含めるならばもっと多くの新キャラクターが登場します。
ボス戦は先述のようにムービーからのシームレスの演出が凝っているので盛り上がります。
血塗られた美酒のラスボスはウィッチャー3最後にふさわしいほど強く2回の形態変化とバリエーション豊富な攻撃をしてきます。
ゲラルトの変異の強化
「未知と向き合う時」というサイドクエストをクリアすると、ゲラルトの変異を強化することができます。
アビリティポイントと変異誘発剤を使うことで、新たなアビリティを開放することができます。
新しい変異は全てで12種類あります。
・「再生」:体力が0になると一時的に無敵になって100%体力を自然回復する
・「毒性血液」:近接攻撃によるダメージを受けた際、ダメージの一部を反射する
などがあります。
装備の色を変えられるように
本作では防具の色を変えることができるようになりました。
しかしどの防具でも自由に色を変えられるわけではなく、
色を変えることができるのは「各流派のウィッチャーの防具」のみです。
防具の色を変えるには「染料」というものが必要になり、
ゲラルト自身が製作することができます。
防具はそれぞれのパーツごとに染色していくことになります。
一方「染料除去剤」というアイテムがありこれを使うと、
防具の色を落として本来の色に戻すことができます。
良い点と悪い点まとめ
・ストーリーが面白い
・分岐が細かい
・キャラクターが魅力的
・シリーズファンへのサービスが多い
・メインストーリーを先に進めると一部のサイドクエストが強制的に失敗になる
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