アサシンクリードシンジケートは2015年11月12日に発売されたオープンワールドのゲームソフトです。対応機種は以下の通りです。
・Xbox One
・Microsoft Windows
アサシンクリードシンジケートの感想・評価まとめ
Contents
良い点・悪い点まとめ
・カリスマ性のあるラスボス
・ストーリーが王道
・スピーディーな戦闘
・パルクールが進化
・アイテムの収集が作業的で辛すぎる!
・戦闘の多様さはない
・建物が複雑化した代わりにマップは小さくなった
・とにかく作業が辛い!(トロコン目指さないなら関係なし)
ボリューム
アサシンクリードシンジケートをストーリーをクリアするまでのプレイ時間は30~40時間ほどです。ストーリーをクリアした後の「やりこみ要素」は存在しますが、作業的なもの(マップを駆け回ってアイテム収集)が多くしんどかったです。
ロンドンのマップ
参照元:Googleマップ
オープンワールドのロンドンを駆け回る
アサシンクリードシンジケートの舞台は産業革命時のロンドンです。そのため歴史的な建物が数多く存在しており、どの建物にも上ることができます。どのような建物があるかというと
・バッキンガム宮殿:現在はエリザベス女王の住まい。
・グリーンパーク:バッキンガム宮殿の近くにある王立公園。
・セントポール大聖堂:聖パウロを記念する大聖堂。最初は607年ごろに建設されたが火災や空襲などを経て今の形になった。チャーチル首相とサッチャー首相の葬儀、ダイアナ妃の結婚式が行われた場所である。
・ウェストミンスター宮殿:現在は英国議会の議事堂である。
・ビッグベン:ウェストミンスター宮殿の隣にある時計塔のこと。
・タワーブリッジ(別マップになる):1894年に完成した可動橋。
ロンドンのマップは、街の壁に貼られている新聞紙や駅の構内のクオリティもすごく、細かなところまで作られていることが分かります。
ちなみに現代のロンドンを舞台にしたオープンワールドを遊びたい方はが2020年12月発売予定の「ウォッチドッグスレギオン」お勧めです。
一瞬で上まで登れるようになった!
これまでのアサシンクリードでは高い建物に上るときには、時間がかかり大変でした。本作の舞台であるロンドンはこれまでの作品の中で「最も現代に近い時代」であるため、これまでよりも高い建物があります。
建物に上るだけでなく、ロープランチャーでジップラインを張ることで「ある建物から別の建物へ移動するとき」にも使えます。
ロープランチャーで移動できる距離は決められており、ロープランチャーによる移動とジップラインによる移動を繰り返すことで、建物の上を自在に移動することができます。
パルクールの進化
また、本作からパルクール(壁のぼりやフリーランのようなもの)が進化しました。パルクールが良
くわからない人は「移動や壁のぼりがスムーズになった」と思っていただければいいと思います。
これまでのアサシンクリードでは「上に登りたいけど下に降りた」「下に降りたいけど上に登った」という語操作が多発していました。それは全ての移動がジョイスティック入力方向のみで決まっていたからです。
しかし本作では、
「下に降りたいときはジョイスティックと〇ボタン」
というように「昇降操作に明らかな違い」を作ったので、誤操作が完全になくなりました。
アサシンクリードシンジケートのストーリー【あらすじ】
これまでのアサシンクリードの主人公は色々な事件に巻き込まれる中で、アサシンになるというストーリーでした。しかし本作の主人公はゲーム開始前からアサシン教団に入っており、「エデンの果実」のことについても既に知っています。
アサシンクリードシンジケートでは主人公が2人います。2人のアサシンは双子で、エヴィー・フライとジェイコブ・フライです。ミッションごとにどちらのアサシンを操作するかは決められています。しかしミッション外では自分が操作したい方がアサシンを選べます。
双子のアサシン
ストーリーはロンドン南部にあるクロイドンから始まります。クロイドンはオープンワールドのマップとは別のマップでストーリー序盤でのみ行くことができるマップです。
双子のアサシンのエヴィとジェイコブはクロイドンにあるテンプル騎士団の製鉄所にいるテンプル騎士団幹部を暗殺しに行きます。エヴィとジェイコブは2人の暗殺に成功します。その後2人は過去100年にわたってテンプル騎士団が支配してきたロンドン中心部に行くことになります。
ロンドンのアサシンと合流
ロンドンに着いたエヴィとジェイコブは、二人の父親の知り合いであるヘンリー・グリーンというアサシンと合流します。そして彼は今やロンドンはテンプル騎士団支部長であるクロフォード・スターリックによって支配されていると言います。
ヘンリーは2人にロンドンを案内しようとするが、テンプル騎士団の息がかかったギャングにつけられてしまいます。ヘンリーはギャングを撒いてから自分の店に来るようにと言います。2人は馬車に乗り、追いかけてくるギャングの馬車を破壊し、今後の作戦を練るためにヘンリーの店に向かいます。
ロンドンのマップにはこの馬車レースをするミニゲームがあります。ドリフトができるようになればそれほど難しくはありません。(オリジンズのヒッポドロームよりかはよっぽど簡単)
ちなみに「馬車で5000個の破壊可能なものを壊す」というトロフィーがありますが、これが意外と大変です。馬車に乗ったら意識的に街灯やポストなどを破壊しましょう。
エヴィとジェイコブはテンプル騎士団の幹部を倒し、列車を手に入れます。2人はこの列車を隠れ家にすることにします。
列車から外の景色をのんびり眺めることもできます。ちなみに主人子が所有することになる列車以外にも列車は走っています
ロンドンで活動している中で、「イスの秘宝を探したいエヴィ」と「テンプル騎士団をとにかく倒したいジェイコブ」は対立してしまいます。
エデンの布【現代編、他作品との繋がり】
アサシンクリードシンジケートの本編では、アサシンとテンプル騎士団の間で「エデンの布」というエデンのかけらの奪い合いが始まります。現代編の主人公(=プレイヤー自身)はアサシンに「エデンの布」の在りかを突き止めるためにアニムスでジェイコブとエヴィの記憶を辿ることになったわけです。
本作で登場するエデンの布は、アサシンクリードオリジンズで登場したブルータスが死んだときに彼にかけられましたが、ブルータスは生き返りませんでした。つまりエデンの布はどんな病や傷も治せても死者を蘇らせることはできないと言うことです。
そんな中でテンプル騎士団ロンドン支部長であるクロフォード・スターリックもエデンの布を探していました・・
サブストーリー
アサシンクリードシンジケートではメインストーリー以外にも「ロンドンストーリー」というサブストーリーもあります。ここではほとんどは以下のような歴史的な偉人たちに焦点があてられたストーリーです。
・カールマルクス:ドイツ出身の思想家、経済学者
・チャールズダーウィン:進化論を提唱した自然科学者
・ヴィクトリア女王:パクス・ブリタニカの頃が治世であった女王
これらの偉人に焦点があてられたストーリー以外のものは、ジェイコブとエヴィが入手した列車(隠
戦闘システム
武器について
前作アサシンクリードユニティでは戦闘時において主人公の操作感が悪かったですが、本作では戦闘がかなりスピーディーになりました。敵の動きを見ながら一手一手攻撃するのではなく、素早い攻撃でコンボを繋げながら攻撃していきます。
主人公が使うことができる武器は以下の通りです。
・ケインソード(仕込み杖)
・ピストル
・ブラスナックル(メリケンサック)
・ガントレット(アサシンブレード)
装備について
アサシンクリードシンジケートでは装備はエヴィとジェイコブで別々です。本作では装備の色は自由に変更することができます。色は後述の収集アイテム「押し花」を集めることでアンロックされます。
基本装備に加えて、ジェイコブはベルト、エヴィはマントを装備することができ、これらの種類も豊富です。マントやベルトはただ見た目が変わるだけでなく、エヴィやジェイコブの能力(防御・ステルス)も上げてくれます。
ユニークキル
アサシンクリードシンジケートでは敵のテンプル騎士団の幹部に対しては、「ユニークキル」という派手な演出が入った暗殺をすることができます。(もちろん普通に暗殺することもできます)
このユニークキルで暗殺を実行するためには幾つかの準備を行う必要があります。ゲーム内の指示に従えば大丈夫ですが、少し難しいものもあります。
レベル制になった
本作では主人公はレベル制になっています。レベルを上げることによりスキルポイントを入手します。そのポイントを使ってアビリティを解放することができます。また一定のレベルでないと使うことができない装備があります。
やり込み要素
ファイトクラブで勝ち抜く
ロンドン各地にはファイトクラブがあります。このファイトクラブで勝ち抜いていくと強力なケインソードを手に入れることができます。このファイトクラブには、ジェイコブでもエヴィでも参加することができます。
収集系はめちゃくちゃ面倒
アサシンクリードシンジケートには
・歴史ポスター
・ビール瓶
・ロンドンの秘密(という名のオルゴール)
・王の手紙
といった収集物があるのですが、これらのコンプはめちゃくちゃ作業的でつらかったです。どれもちょうどいい感じにマップ上にバラバラに配置されているだけでなく、この収集にはストーリーがないので退屈でした。
しかし報酬はよくて、ベルトやマント、レジェンド級の装備、装備の色を手に入れることができます。
第一次世界大戦
アサシンクリードシンジケートの舞台は産業革命のころですが、その未来にあたる第一次世界大戦のころのロンドン(スチームパンク風のマップ)にも行くことができます。
しかし操作するキャラクターはジェイコブでもエヴィでもなく、ジェイコブの孫にあたるのリディア・フライになります。
この第一次世界大戦のマップはもちろん別マップになっています。
このマップでは先述のタワーブリッジにも行くことができます。タワーブリッジは「スパイダーマン:ファーフロムホーム」でミステリオとの決着がつけられたあの場所です。