この記事では、「仁王2」の感想・評価をまとめた記事です。
この記事では、次のようなことが分かります。
- クリア時間:難易度が高いゲームなので何時間ぐらいでクリアできるか知りたい
- ストーリー:面白いか/どのようなストーリーなのか
- 難易度:戦国時代の世界観やキャラクリには惹かれるけどクリアできるか不安
- キャラクリ:主人公をどこまで細かく作りこめるか知りたい
- やりこみ要素:クリア後も遊び込めるか?
【レビュー】仁王2の感想・評価まとめ
Contents
- クリア時間:50時間ほど
- ストーリー:信長が生きた時代の史実にオリジナル要素を加えたストーリー
- 難易度:難易度はかなり高いが、攻撃手段が多く、協力プレイもあるので、打開策あり
- キャラクリ:イケメン美女を簡単にクリエイトでき、細かな設定も可能
- やりこみ要素:アイテム収集、ハクスラ要素、平安が舞台のDLCなど豊富なやりこみ要素
クリア時間は50時間ほど
- クリア時間は死にゲー初心者や前作「仁王」をプレイしていない人:50~60時間ほど
- 死にゲー経験者や前作「仁王」をプレイしている人:40~50時間ほど
でクリアできると思われます。
社会人で忙しかったとしても、1日に1~2時間ずつプレイしていれば、1~2か月ほどでクリアすることができます。
ちなみに、
- オープンワールドではなく章ごとにマップが変わるステージ制であること
- チェックポイントでセーブできるゲームシステムであること
から、ちょっとずつゲームを進めるプレイスタイルにも向いています。
ステージ制でセーブポイントもこまめにあるので忙しい人でも少しずつ遊びやすい
ストーリーは、いくつかのチャプターに分かれていて、チャプターごとに舞台となる地方も時代設定も変わります。
地方には何ヶ所かステージがあり、メインミッションかサブミッションを日本地図上で選択してプレイしていきます。
同じステージが舞台であってもミッションが違う場合には敵の種類や配置、宝箱、探索できる場所も変わる。
このように、ステージ制であり、さらにステージの中にいてもセーブポイントがあるので、社会人で忙しい人でもコツコツ進めることができます。
アツくて盛り上がる展開の戦国ストーリー
「仁王2」では、敵や味方に、織田信長や浅井長政、柴田勝家といった有名な歴史上の戦国武将たちが登場してます。
ストーリーは史実を基に進行しますが、「もし戦国時代に妖怪が暗躍していたら?」というフィクション要素を追加したストーリーになっています。
前作「仁王」の内容を知っていると「お!」と思うシーンもあるので、前作をプレイした人はより楽しめます。
藤吉郎と戦国を成り上がるストーリー
主人公は藤吉郎とコンビを組んで豊臣秀吉に成り上がります。
主人公「秀」と藤吉郎は、「墨俣一夜城」や「金ケ崎の戦い」で活躍して出世をしていきます。
長篠の戦い、中国地方攻め、中国大返しは作中で描かれていない史実もありますが、「仁王2」オリジナルのストーリーも史実に違和感なく描かれています。
難易度は高いが、「攻略法あり」・「救済措置あり」
難易度選択はありません。
非常に難易度が高いゲームなので、挫折してしまうプレイヤーが多いことは事実であり、トロフィーの全クリの実績達成率は20%ほどです。
敵の攻撃を1~2発くらったら体力が0になるほどのダメージが高く、そのうえガード不能攻撃を放ってくる敵が多いので、防御してばかりではいけません。
死んだら経験値を失う
プレイヤーのHPが0になり、落命すると、その場所に「刀塚」が出現し、プレイヤーが持つアムリタ(=経験値)はすべて刀塚に残ります。
落命した場所まで戻り、刀塚を回収することで落命した時のアムリタを回収することが可能です。
これは前作「仁王」と同様ですが、今作からボス戦で落命し、アムリタ(=経験値)を失った場合は、ボスエリアに入った瞬間自動回収されるので、経験値を失いづらくなりました。
もちろん、レベルアップに消費したアムリタが消えることはありません。
難易度は高いが攻撃手段は多い
しかし、
- 操作性のよさ
- ボス戦は攻略法が必ずあること(ボスの動きを覚えること)
- 特技、妖怪化、妖怪技などの要素で戦闘を有利に進められる
- 協力プレイでボス戦に挑む
といったように、絶対にクリアできないようにはなっていないです。
根気よくプレイすれば必ず攻略法が見えてきますし、攻略法をインターネットで調べればみつけることができるので、いづれクリアできます。
操作性の良さ
ロードは前作同様に速いです。
マップに入るまでのロードもそれほど長くなく、死んでから復活までのリトライも爆速です。
「仁王」ならではのアクション要素について
ダークソウルシリーズを筆頭に、「死にゲー」ソフトは多いです。
ここからは、他の死にゲーにはない「仁王2」ならではのアクション要素を解説していきます。
主人公の通常攻撃は、上段・中段・下段の構えの3種の構えで繰り出す近接攻撃が、基本スタイルとなります。
主人公は背中にたくさん武器を担ぐことができ、近接武器2種類、遠距離武器2種、防具に至っては頭から足までいくつも装備できる部位がある。
ゲージが多い
- 体力ゲージ
- スタミナゲージ
- 妖力ゲージ
- アムリタゲージ
ゲージが多く、使うボタンも多いですが、攻防の操作性やレスポンスの良さは快適です。
「常世」では気力は回復しづらいが、妖力ゲージは貯まりやすくなる
「常世」とは、一部のフィールドやボス戦にて登場する白黒のエリアであり、スタミナ(=気力ゲージ)回復が異常に遅くなるエリアです。
「常世」に入ってしまった時には、「残心」というアクションがかなり重要です。
すなわち、「常世」エリアは一長一短であり、
- 気力ゲージが回復しづらくなるため、連続攻撃ができなくなる
- 特技や妖怪技発動時に消費する妖力ゲージは溜まりやすくなる
そのため通常のエリアとは異なる戦法が求められるようになります。
「常世」エリアでは、「妖怪技」が強化され「妖力ゲージ」が増えるので、「妖怪技」を積極的に攻撃に組み込むことで有利に戦うことが出来ます。
「妖怪技」は通常攻撃の隙をキャンセルして発動出来たり、気力を消費しないので戦況を変える一手になります。
妖怪化
アムリタゲージがMAXのときに「妖怪化」を使用可能になります。
「妖怪化」すると、一時的に強化された状態で戦えるだけでなく、妖怪化中は敵の攻撃をくらってもダメージを受けることはないので、死亡することはありません。
「妖怪化」は、前作「仁王」の「九十九(ツクモ)武器」に相当する要素ですが、より派手さが増しています。
妖怪技
今作「仁王2」では妖怪を倒すと一定確率で「魂代」というアイテムを落とすようになりました。
この「魂代」を装着することで様々な妖怪技が使えるようになります。
しかもランダムで付与効果が付くうえにレベルの概念も存在するので同じ「魂代」でも強さが異なります。
「妖怪技」が使えるようになる「魂代」は、
- 敵の妖怪を倒す
- ボス戦の報酬
で入手することが出来るようになります。
「残心」でスタミナゲージをこまめに回復
敵を斬った直後のタイミングで武器を構え直す「残心」ボタンを押すことで、気合が入り直すためか、スタミナがググッと回復します。
この残心を攻撃に織り交ぜて成功させることで、攻撃し続けることができるし、敵の攻撃を回避するスタミナを確保しておくこともできます。
武器のスキルツリー解放
同じ種類の武器を使い続けて溜まるスキルポイントを使って、スキルツリーを解放することができる。
スキルツリーでは、武技という新たなコンボ技やステータスボーナスをアンロックすることができる。
体力全回復できるポイントがある
登場する敵こそは多くが一新されていますが、
セーブポイントである「社」に触れると、体力や回復アイテムは復活するけれど、敵も復活する。
前作プレイ済の人は取っ付きやすい
- アクションの動き
- ユーザーインターフェース
- ステージの仕掛け
- システム
などは、一部、前作「仁王」から流用しているものもあるので、前作プレイ済の人は、序盤からとっつきやすくプレイすることができます。
「特技(=パリィ」で戦況を有利に進める
「特技」とは、いわゆる「パリィ」のことです。
敵の攻撃を受け流す技で、ガードや回避のように自分を守ることができるほか、敵の動きを止められるので戦況を有利に持っていけるようになります。
「仁王2」では最初からパリィできるように
前作の「仁王」にもパリィに相当する技は存在しましたが、スキル習得しないと出来ませんでしたが、「仁王2」では特技という形で最初から搭載されています。
また、赤いエフェクトが表示されてから敵が攻撃を発動するまでの時間が長くなったため、前作「仁王」よりもパリィが効くタイミングを把握しやすくなりました。
敵が大技を発動する時は赤いエフェクトが表示されるので、その瞬間に特技を使えばパリィが成功し、大きな気力ダメージを与えられるうえに、敵が怯みます。
ボス攻略ヒント(例)
(読者に難しいけど攻略法はあるという印象を与える目的)
- パターンを覚えることで無駄な動きが減るので気力管理が容易になります。
- 敵の攻撃パターンを覚えて無駄な攻撃を食らわないようにするのが大切です。
- 敵の攻撃パターンを覚える事は攻撃を仕掛けるチャンスを知る事でもあります。
- 弓矢や銃は超強力(人間相手ならヘッドショットでほぼ即死)
- それでも難しい人の為に協力プレイという救済措置があるのでほかのプレイヤーに協力を求めてみましょう。
イケメンや美女を作れる最強キャラクリ
「仁王2」から、細部まで調整できるキャラクリエイトが可能になりました。
キャラクタークリエイトで変えられない要素
性別も年齢も見た目は自由に作れるけれど、いずれにせよ「秀(ひで)」という名前になります。
大量にある装備品は身に付けると主人公のグラフィックが変わる(甲冑のデザインもカッコいい)し、キャラクタークリエイトもかなり質が高くて、見た目のカスタマイズだけで数時間遊べてしまう。
「顔パーツの窪み」「装飾物の光沢」といった細かなところまで設定できます。
豊富なやりこみ要素
たくさんあるサイドミッションだけでなく、成長要素も多種類あり、のめり込んで夢中になれる要素があるので、やりこみ要素は豊富です。
遊びきれないほどのアイテム収集
- 装備
- 魂代
- 木霊探し
- 名声
- 茶器集め
など、遊び尽くせないほどの収集要素があります。
DLCでは平安時代へ
DLCのあらすじ
DLC「平安京討魔伝」では、ソハヤマルの過去を探るために京都を訪れた主人公が、まれびととして平安時代に飛ばされる物語。
そこで出会う最高の討魔武者「源頼光」と、最強の陰陽師「安倍晴明」と共闘し、過去の出来事を知ることとなる。
ハクスラ要素
ハクスラ要素も充実しており、周回プレイすることで、同じ名前の装備品でも特性や威力が異なるものがいくつも手に入ります。
周回することで、他のプレイヤーよりも強力な武器を入手することができ、自分だけの武器や装備セットを組むことができます。
オンライン要素も充実
難易度が高い「仁王2」ですが、今作から協力プレイ要素が充実したため、よりボスを攻略しやすくなりました。
ただし、協力プレイでは、プレイヤーの人数が多くなるほど、ソロプレイの時よりも敵の数やHPが増加します。
もちろん、フレンドともマッチングできます。
協力プレイでは2人まで呼べるようになった
「仁王2」では、ミッション内で他のオンラインプレイヤー(=まれびと)と協力プレイすることができます。
前作「仁王」では、オンラインプレイヤーは1人しか呼ぶことができませんでしたが、「仁王2」からは2人まで召喚できるようになりました。
ステージ内のセーブポイントである「社」でオンラインプレイヤーを呼ぶことができます。
協力プレイでは死亡しても仲間に助けてもらえる
協力プレイ中に落命するとメンバーで共有する復活ゲージを消費します。
復活ゲージがなくなってしまった場合は、他プレイヤーが近づいて蘇生させることができます。